自民党谷垣総裁、さてどうする

 今夏の参議院選が脚光を浴びてきた。
 自民党の立候補者の選定である。昨年衆議院選で落選した大物議員の処遇である。ご存知のように自民党は議院選比例区には公認候補について「原則70歳未満」を条件にしているが、総裁の判断などで例外的に公認できる規定があるため、事をややっこしくしているのが現状だ。今現在青木幹雄・前参院議員会長(75)山崎拓・前副総裁(73)と保岡興治・元法相(70)と、それに2007年の参院選岡山選挙区で落選した片山虎之助・元総務相(74)等々のお歴々が立候補を意思を固めている。もしこの大物たちを公認しないとなれば、無所属か国民新党からでも出馬するだろう。そうなれば、保守分裂は避けられなくなり、益々民主党小沢幹事長の術中に陥り、大敗の可能性大だ。谷垣自民党総裁、さてどうする。