今から74年前の今日、原子爆弾により、十数万ともいわれる貴い命が失われました。街は焦土と化し、人々の夢や明るい未来が容赦なく奪われました。一命をとりとめた方々にも、筆舌に尽くし難い苦難の日々をもたらしました。
原子爆弾の犠牲となられた数多くの方々の御霊(みたま)に対し、謹んで、哀悼の誠をささげます。
そして、いまなお被爆の後遺症に苦しまれている方々に、心からお見舞いを申し上げます。
核兵器によってもたらされた広島と長崎の悲劇を決して繰り返してはなりません。唯一の戦争被爆国として、「核兵器のない世界」の実現に向けた努力をたゆまず続けること。これは、令和の時代においても、変わることのないわが国の使命です。新しい時代を平和で希望に満ちあふれた時代としなければなりません。
近年、世界的に安全保障環境は巌しさを増し、核軍縮をめぐっては各国の立場の隔たりが拡大しています。
わが国は、「核兵器のない世界」の実現に向け、非核三原則を堅持しつつ、被爆の悲惨な実相への理解を促進してまいります。核兵器国と非核兵器国の橋渡しに努め、双方の協力を得ながら対話を粘り強く促し、国際社会の取り組みを主導していく決意です。
明年は、核拡散防止条約(NPT)発効50周年という節目の年を迎え、5年に一度のNPT運用検討会議が開催されます。この会議において、意義ある成果を生み出すために、一昨年、ここ広島から始まった核軍縮に関する「賢人会議」の提言などを十分踏まえながら、各国に積極的に働きかけていく決意です。
そして、広島や長崎を訪れる世界中の人々が、被爆の悲惨な実相に触れることで、平和への決意を新たにすることができる。
そうした取り組みをわが国として、着実に推し進めてまいります。
被爆者の方々に対して、保健、医療、福祉にわたる支援の必要性をしっかりと受け止め、今後も、被爆者の方々に寄り添った援護施策を総合的に推進してまいります。特に、原爆症の認定について、引き続き、一日も早く結果をお知らせできるよう、できる限り迅速な審査を行ってまいります。
毎年広島の原爆慰霊祭見てるが、当事者広島市長の平和宣言と小学生男女の平和の誓いを聞くたびに感銘を受けるが、常に被爆国としての日本の首相のこの式典での挨拶聞くたびに凄いギャップを感じるとともに、式典での原爆に対する考え方が余りにも違う事に驚き恥ずかしくさえ感じてしまう。公の場でいくら米国の追従国と言えども私は恥ずかしさを通り越しあきれてしまうし、これで本当に良いのかと広島市民を考えれば思う。いつもテレビでこの式典見て安倍首相の挨拶聞いてるが、あの滑舌と舌っ足らずな言葉は1回聞いただけではわからないので、必ずこの挨拶文を見て確認する。するとわが日本国が広島と長崎に原爆を投下されその痛ましさを現実に経験して解ってる国として、世界の核兵器拡散禁止条約に賛成しないとはいくら考えてもわからないのである。それがどんな政治的意味を持ってもである。こんな不条理他になく白々しさを感じる!!