安倍首相の広島と長崎の平和記念式典での挨拶が全く同じだったことに菅官房長官が陳謝したが、前もって読んだ時に同じだと感じ変更を命じなかった安倍首相の方が可笑しいのでは?

 菅義偉官房長官は11日の記者会見で、広島市の平和記念式典(6日)と長崎市の長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典(9日)での安倍晋三首相のあいさつの文面が9割以上同じだったことについて、「原爆の犠牲になられた方々の御霊(みたま)に対する哀悼の気持ちとか、唯一の戦争被爆国としての日本の立場を申し上げるのは、両式典でどうしても同じような内容になってくるのではないか」と釈明した。

 

【動画】「何もしない」首相に被爆者が抗議

(米軍が長崎に原爆を投下してから75年となる9日、原水爆禁止長崎県民会議は長崎市の爆心地公園で核兵器廃絶を訴えて座り込みをし、約150人が参加した。被爆者たちは、日本政府が核兵器禁止条約に賛同せず、長崎を訪問した安倍晋三首相が長崎原爆資料館を今年も訪問しなかったことに怒りの声を上げた。【撮影・樋口岳大】2020年8月9日公開)

 

 菅氏は、首相のあいさつについて「両式典の趣旨を踏まえながら、政府の代表者として原爆の犠牲になられた方の御霊に対する哀悼の気持ち、そして唯一の戦争被爆国として、広島と長崎の悲劇を二度と繰り返してはならないという決意や『核兵器のない世界』の実現に向けた決意を表明するものだ。今年も哀悼の気持ちや、核兵器のない世界の実現に向けた決意などを、それぞれ申し上げた」と説明した。

 

 両式典での首相のあいさつは、文字数で約93%が一致しており、被爆者関係団体からは「広島を長崎と言い換えただけ」などと批判が上がっていた。【秋山信一】

 

 

これ『広島・長崎の首相あいさつ、菅長官が釈明「どうしても同じ内容に」』と題した毎日新聞8/11(火) 12:54の配信記事である。

 

 

安倍首相の挨拶文広島と長崎が全く同じだった事確かにまずいがそれ以上に問題なのは、安倍首相自身がそれを事前にわかっていながら何の問題提議もしなかった事の方が問題だったのである。