「晴れやかな気持ちでやってますんで、別に涙ぐんでいるような話ではない。笑顔で臨んでいる」(大坂維新の会 松井一郎代表)
公明党から“満額回答”を引き出した維新。ここに至る経緯には、公明側の「勝負の読み間違い」がありました。
もともと「住民投票」の実施は容認、都構想には「反対」の立場だった公明党大阪府本部。そこで住民投票の実施時期をめぐって昨年末ごろから維新側との亀裂が生じ、知事と市長は任期途中に辞任しダブル選挙に打って出ました。公明側は自主投票とした4年前の知事・市長ダブル選挙とは異なり、自民党が推薦する無所属の知事・市長候補者に推薦を出し、維新と「全面対決」する道を選びました。当時、党関係者は「維新に打撃を与える最後のチャンスだ」と語っていました。
ところが、結果はダブル選挙だけでなく、大阪府議・市議選挙でも維新が圧勝。維新はすぐさま公明に揺さぶりをかけました。衆参ダブル選挙の憶測も飛び交う中、公明党の現職衆院議員のいる関西6選挙区に維新の候補者を立てる可能性を示唆。そして「都構想」そのものにも賛成の立場に転ずることを強く迫りました。支持母体の創価学会からも「都構想議論よりも関西6選挙区の議席を死守してほしい」と迫られた公明党大阪府本部。抗う余力はもう残っていませんでした。では、反対しつづけてきた都構想に賛成することについてどう説明するのでしょうか?
「我々が当初予定していたよりも維新の会への民意というのは強いものがある。ただ、もともと都構想に反対していたので、原案のままでは賛成というわけにはいかない。そこで、市民生活を重視する観点から4つの前提条件を提示させていただいた」(佐藤茂樹代表)
公明側がこれまで反対の理由として挙げてきた住民サービスの低下、特別区設置のコスト面の懸念など4点を改善するよう提案し、維新側が了承したといいます。一方、維新の松井代表は今後の衆院選の対応についてこう述べました。
選挙ばかりを見据えた「政治決着」ともいえる今回の合意。大阪の人たちにはどう映ったのでしょうか。
「政治家さんのいいふうに自分らのために考えてるからそうなってるんじゃないかな」(女性)
「それが政治なんやと思います」(女性)
「賛成する根拠も乏しいし反対する根拠もあまり持ってない」(男性)
そして、公明とともに都構想に反対し続けてきた自民の大阪市議は…
これ『反対から一転、公明が「都構想」賛成で維新と合意 その理由は?』と題した5/27(月) 17:16の
MBSニュースである。
何の事ない大阪で断然強い維新に選挙区で立たれれば完全敗北が目に見えてるための泣く泣くの譲歩のためだ!
政治信条より選挙を優先した公明の名に恥じる政党公明党