自民党の吉田博美・参院幹事長が引退するのは先日の福岡県知事選での忖度塚田議員での発言が原因で、次期当選が危うくなったから?

 自民党の吉田博美・参院幹事長(69)が今夏の参院選に立候補せず政界を引退する意向を固め、22日、周辺に伝えた。23日に記者会見をして説明する。長野選挙区を後進に譲り、比例区での立候補を検討したが、健康状態などを考慮した。参院を取り仕切る実力者の引退は、政権運営にも影響を与える可能性がある。
 
 吉田氏は、金丸信・元自民党副総裁の秘書や長野県議を経て、2001年の参院選長野選挙区で初当選。3期連続で当選を重ね、今夏の参院選で改選を迎える。だが、昨年10月に元衆院議員を後継指名して同選挙区からの立候補を断念。比例区への転出か、政界引退かの検討を重ねてきた。
 
 国会では、政治の師と仰ぐ青木幹雄・元参院議員会長と気脈を通じて参院自民党をまとめ、野党との水面下交渉などで力を発揮。安倍晋三首相や二階俊博幹事長ら政権幹部からの信任も厚く、党内からは比例区転出による現役続行を求める声が相次いでいた。青木氏も比例区での当選に向け、後ろ盾となる業界団体からの支援が得られるよう調整に奔走した。
 
 ところが、有力な支援団体は見つからず、吉田氏の体調がすぐれない状態も続いた。関係者によると、吉田氏は足が思うように動かせなくなった。当初は杖をついて歩いていたが最近は車いすを欠かせず、リハビリや検査入院などを繰り返している。昨年12月の記者会見では「体力、気力が十分の選挙ができるのか疑問」と話していた。
 
 
これ「自民・吉田参院幹事長、政界引退へ 健康状態など考慮」と題した4/22() 22:11の新聞記事である。
 
 
道路整備を巡り、安倍首相と麻生副総理兼財務相の意向を「忖度(そんたく)した」と発言して国土交通副大臣引責辞任した塚田一郎参院議員の発言の中にあったこの吉田博美参院幹事長。「忖度発言」の塚田議員よりも、命令を下したかたちのこの吉田参院幹事長の方が罪が重い。それを考えて引退を決意したのなら、この吉田参院幹事長はある意味偉い(?笑い)と思う。