自民党の二階俊博幹事長は17日の記者会見で、2019年参院選広島選挙区をめぐり公職選挙法違反の罪で有罪判決が確定した河井案里氏=自民を離党=側に党本部が提供した1億5千万円の選挙資金の問題について問われ、「その問題の支出については、私は関与していない」と述べた。
二階氏は会見で、1億5千万円の説明責任について「支出された当時は私は関係していない」と発言。「関係していないから関係ないというのではなく、その事態をはっきりしておくために言っただけのことだ」と説明した。当時も二階氏は幹事長だったが、会見に同席した林幹雄幹事長代理は「実質的に当時の選挙対策委員長が広島に関しては担当していた。そういった意味では細かいことはよくわからないということだと思う」と補足し、捜査当局から関係書類が戻り次第、使途などを調査する考えを改めて示した。
19年参院選広島選挙区では、当時首相だった安倍晋三氏と官房長官だった菅義偉首相が河井氏の擁立を主導。選挙対策委員長は安倍氏の盟友の甘利明元経済再生相が務めていた。（野平悠一）
これ『二階氏「私は関与していない」 河井氏への1億5千万円』と題した朝日新聞2021年5月17日 20時16分の配信記事である。
自民党の甘利明税制調査会長は18日、国会内で記者団に、2019年参院選広島選挙区を巡り、河井案里元参院議員陣営に対する党本部の1億5千万円の資金投入への関与を否定した。当時、選対委員長を務めていた。
こっちは「甘利氏、河井元議員への資金投入で関与否定」と題した共同通信社 2021/05/18 14:52の配信記事だ。
そもそもこの話は最初からおかしかった。ここは現職の溝手顕正議員と言う自民党の重鎮がいながら当時県議の河井案里氏を強引に立候補させた事だった。これは地元を抜きに当時の安倍晋三総理と菅官房長官が強引に立候補させた事だ。ここに当時から「安倍１強」が出来上がっており、誰も意見等出来ずやりたい放題だったからだ。私的には本当に二階さんは知らなかったと言うより相談さえかけられなかったのだろうと推察する。それだけ安倍晋三総理と菅官房長官の独裁だったと言えるのだろう。唯一それが出来たのは当時選対委員長を務めていた甘利明さんが居たから３人の独断でしたと言える。じゃ何故やったかと言えば、当時溝手顕正議員がことごとく安倍晋三総理を批判し逆らって居たからだ。
そんな溝手顕正議員が邪魔な安倍晋三総理はこの際痛めてやろうと思って、自分を自民党総裁に担いだ盟友の菅官房長官と甘利明選対委員長が忖度したと言うより、同じ穴のムジナよろしく仲良く侵した事に他ならない。お陰でその買収金にて溝手顕正参議院議員は落選して、この３羽ガラスの目論見は成功したと言う事だけの話だ。これら３羽ガラスにはいづれ国民の鉄槌が早い内に下されよう。それがこの秋の自民党総裁選で現れるだろう。
