衆院憲法審査会の開催に応じようとしない野党に、自民党憲法改正推進本部の下村博文本部長が「野党は職場放棄」と挑発。野党の猛反発を買って憲法審が同党の想定通りに進まず、来月10日の会期末が迫る中、強引に審査会を運営すれば来年の通常国会に影響すると判断した。
改憲案の発議は早くても来年夏の参院選後になる見通しで、安倍は戦略の再考を迫られる。安倍は秋の総裁選を通じ、今国会での改憲案提示に意欲を示してきたが、側近の下村の舌禍に足を引っ張られっぱなし。結局、公約を実現できたためしは、ひとつもない。
戦後政治史にも無いくらいの自民の安倍1強政治の驕りがここまで改めて再現されていると言って良い。
少なくとも安倍首相の国会答弁を聞けば良く解る。何かと言えば「前政権では出来なかった事・・・・」と自らの言動を棚に上げての他党の卑下批判、事国の根幹の憲法改正は与野党共の一致が基本の筈なのに、安倍首相は行政の長としての基本姿勢がなっていない。これも国民の支持が自分に絶対との思い込みであろう。だがここまで来れば少なくともこの問題来年夏の参院選後に持ち越しとなるは必定だ!