安倍首相の宿願である憲法改正をこの参議院選後やった方がよい!その方がスッキリする但し国民が皆投票で是とするかはそれは知らない!

 21日投開票の参院選は、安倍晋三首相の宿願である憲法改正の行方を左右する。自民、公明両党と日本維新の会などの「改憲勢力」が、国会発議に必要な3分の2ラインを維持するかが焦点。結果次第で、国会論議に前向きな国民民主党を切り崩す動きも出そうだ。参院選後の動きを探った。
 選挙後の参院定数は245。3分の2は164議席だ。改憲勢力の非改選数は自民56、公明14、維新6、無所属3の計79のため、今回の参院選で3分の2を握るには現有議席並みの85議席が必要となる。
 
 ◇3分の2超…改憲シフト
 「問われているのは憲法を議論する政党を選ぶか、議論すら拒否する政党を選ぶかだ」。首相は街頭演説でこう繰り返し、改憲論議を進めることの是非に重心を置いて争点としている。自民党総裁として残り2年余りの任期中、政権のレームダック(死に体)化を防ぐには、党是とする改憲を旗印に掲げ続ける必要があるとも判断するためだ。
 改憲勢力が85を超えれば、首相が「国民の信任を得た」と一段と強気に出るのは間違いない。選挙後の内閣改造自民党役員人事で「改憲シフトを強化する」(周辺)と予想する向きもある。
 停滞する国会の憲法審査会も再始動させる見通しだ。手始めに、国民投票の利便性向上を図る国民投票法改正案を秋の臨時国会で成立させ、その後、自民党がまとめた憲法9条への自衛隊明記など4項目の改憲案を提示。発議をにらんだ改憲論議の土俵を整えようとするとみられる。
 
 ◇3分の2割れ…多数派工作
 もっとも、既存の改憲勢力だけで3分の2を押さえることは高いハードルだ。自民党幹部も「自公維で3分の2は簡単ではない」と語る。ただ、それに迫る議席を得ることができれば、首相は野党を巻き込んだ多数派工作に乗り出す構えだ。
 その際、念頭にあるのは改憲に前向きな議員を多く抱える国民民主だ。首相は周辺に「全員でなくても構わない」と指摘。同党の一部を取り込むことで3分の2を確保できれば発議に道筋を付けられると期待する。自民党萩生田光一幹事長代行は16日、「この選挙で与党に一定の支持があった場合、民意を受けて(野党は)しっかり議論を進めてほしい」と記者団に強調した。
 公明には9条改正を中心に慎重論が根強い。このため、同党が賛同しやすいよう「幅広い合意による発議」の形をつくろうと、3分の2を上回った場合でも切り崩しに出る可能性がある。
 
 ◇改憲勢力後退…求心力低下も
 改憲勢力が3分の2を大幅に下回っても、与党が改選議席過半数さえ維持できれば、首相が引き続き主導権を握る構図が大きく変化することはなさそうだ。
 ただ、首相が目指す2020年の新憲法施行は難しくなる。現時点で首相は党総裁任期の満了を迎える21年9月まで続投できるが、改憲の機運が下がることで政権の求心力が徐々に失われるパターンも想定される。
 
 
これ「改憲発議へ野党切り崩しも=3分の2維持なら首相強気に【19参院選】」と題した時事ドットコム201907162003分の報道記事である。
 
 
例え国会議員数で2/3を超えたとしても「改憲」の発議が可能になるだけだが、要は資格要件に過ぎない。今我が国は憲法改正論議は熟していない。一部の学者がそれは違憲と称しているが、合憲だとの考えもまだ多いのが現実でもある。それを安倍政治が強引にやっても、果たして最終試験の国民投票で是となるかは未だ未知数であるが、現在までの感触としては恐らく否決だろうと私は思っている。何故なら日本国民自身が今「憲法改正」を最大の優先順位と位置付けていないからである。でも狂っている安倍首相やりたければやらせた方がよい。その方が安倍首相自身吉田元首相お爺ちゃんからの懸案事項だろうからやった方がよい。やれっ!!そして否決され余生を送った方が良い!