野田聖子総務相は16日、東京都内で講演し、9月に予定される自民党総裁選に立候補する考えを重ねて示したうえで、安倍晋三首相の対立候補として石破茂元幹事長と候補一本化をする可能性について、「(一本には)なりません」と否定した。
野田氏は、自身の総裁選立候補について、開かれた政党として無投票にしない▽党内に多様な意見があることを示す▽党内で女性活躍を進める--の三つの「義」があると強調。「女性としての政策を語るユニークな存在として総裁選に出ることで、日本と自民党を活性化させていければ良い社会を残せる」と意欲を示した。【田中裕之】