『総理大臣と国会議員ををやめる』との首相答弁、それが現実化して来た?

「『総理大臣をやめる』との首相答弁に関する質問主意書」(提出者・山本太郎
 これは4月6日に自由党山本太郎参議院議員参議院の議長に提出し、4月10日に転送された文書のタイトルだ。インターネットで全文読めるから、みなさんぜひ読んでみて。ど直球で、スカッとするから。
 
  2月17日、衆議院予算委員会で安倍首相は、「(森友問題に関して)私や妻がこの認可あるいはこの国有地払い下げに、もちろん事務所も含めて、一切かかわっていないということは明確にさせていただきたいと思います。もしかかわっていたのであれば、これはもう私は総理大臣をやめるということでありますから、それははっきりと申し上げたい、このように思います」と述べた。
 一度だけじゃない。「繰り返しになりますが、私や妻が関係していたということになれば、まさにこれはもう私は、それはもう間違いなく総理大臣も国会議員もやめるということははっきりと申し上げておきたい」とも発言した。
 そのことについて、太郎ちゃんが疑問を呈する。質疑書の内容は、簡単にすればこういうもの。
 一国の首相が国会で「総理大臣をやめる」と簡単に口にしていいものか? なんでそんなことを口にしたのか? 安倍首相が「かかわっていた」「関係していた」という言葉の範囲を限定せずに使った以上、昭恵夫人がFacebookに書いた反論は、秘書の谷さんと籠池元理事長がやり取りする「関係」を昭恵夫人も知っていたことになり、昭恵夫人も「かかわって」いたことになるのではないか? 「総理大臣をやめる」という答弁は撤回しないで、そのままにしておくのか?
 
 いいぞ、太郎ちゃん。このままだと、2月17日の安倍首相発言は、ないことにされてしまいそう。それよりも怖いのは、これから先も、安倍さんが職を賭してと発言すれば、すべてが許されてしまいそうなこと。
 
 
これ『室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」山本太郎参院議員の質問主意書は“ど直球”でスカッとする』と題した日刊ゲンダイ413日の記事である。
 
 
正に佑月さんの書いた通りである。確かに安倍首相の国会答弁は消化不良と言って良かった。恐らく首相としての覚悟を言えば、そう言う質問が成されなくなると思ったのか。だとすればかなり拙速でバカな男としか思えない。最近の首相の言動は酷過ぎるとしか言いようがなかった。自分の行動を第三者的に有り得ないとか、私がやる筈がないとか酷過ぎる。普段より嘘ばっかりの答弁の首相を信ずる者など居ないのが現実であるのに。それさえも解らず、国民の支持ある自分の言う事には誰も逆らえないと思ったのか、あるいはそう思ったとすれば、かなりの自信か、逆のKYである。その気持ちが今日まで続き、誰の言う事も聞かず、側近に当たり散らしの我儘三昧、それが現在までの独裁を招いた一番の元凶と言える。これがいつまで続くか。これが途切れた時が再度の政権交代となるは確実だ。早期にそう願いたい。