森友学園国有地不正取得問題は近畿財務局もそうだが本質はこの男大阪府知事松井一郎だ!

 森友学園疑惑のキーパーソンの松井一郎大阪府知事が保身に躍起になっている。公職にありながらツイッターで一方的な釈明を垂れ流すだけでは飽き足らず、露骨な言論封殺にまで手を掛け始めた。エゲツない男だ。
 標的にされたのは、ノンフィクション作家の菅野完氏。ベストセラー「日本会議の研究」の著者で、森友学園の新設小に対する大阪府私学審議会のスピード審査をめぐり、松井知事の責任を追及している。その菅野氏に松井知事が内容証明郵便で「通知書」を送り付けたという。差出人は日本維新の会と顧問契約を結ぶ「橋下綜合法律事務所」に所属する代理人弁護士。
 内容はこうだ。
 菅野氏が15日に自宅前で応じたぶら下がり取材で、「私学審議会を曲げたのはこの男 大阪府知事 松井一郎」と添え書きされた松井知事らの写真を掲げ、「この人たちこそが悪いヤツ」と名指し。それについて、「根拠について証拠資料を添えてご回答いただきたい」と通知したという。菅野氏を「炎上商法狙いの自称ジャーナリスト」とコキ下ろしたのはすっかり棚上げだ。
 
■橋下前知事がガード「ハシゴをかけたのは僕」
 笑っちゃうのが、通知書の作成日。国会で証人喚問を受けた籠池理事長が松井知事に怒りの矛先を向けた23日なのだ。日本維新の会所属議員もグダグダだった。浅田均参院議員が「松井府知事の喚問を要求します」と言えば、下地幹郎衆院議員は「松井さんはハシゴをかけた」と口を滑らせた。証人喚問終了後、報道陣の取材要請を拒否して松井知事はトンズラ。それで何をしていたのかといえば、“菅野対策”に知恵を絞っていたわけだ
 政治学者の五十嵐仁氏はこう言う。
「松井知事からすれば、菅野氏の発言で自身に疑惑の目が向けられた。だったら、泥仕合に持ち込み、菅野氏にうさんくさい印象を植え付けて発言の信憑性を低めればいい。そうした意図を感じます」
 
 
 松井知事はマイクを向けられると「証人喚問で話をした方が早い」と威勢のいいことを言うが、コソコソやるのがよほど好みらしい。27日放送の「橋下×羽鳥の番組」(テレビ朝日系)では、橋下徹大阪府知事森友学園の認可について「僕の意向、忖度がありました」「ハシゴをかけたのは僕」などと松井知事を守り、懸命に火消し。ますますもって怪しい。
 そうでないのなら、国会招致を待たずに会見でも開いて、時間を取ってキッチリ説明すればイイだけの話だ。
 
 
これ「橋下氏が援護射撃 “森友疑獄”松井知事のエゲつない延命策」と題した日刊ゲンダイ329日の記事である。
 
 
 23日、籠池理事長が怒りをぶつけたのが、松井一郎大阪府知事だった。山本太郎議員に「怒りを感じる政治家は?」と聞かれると「大阪府知事」と即答し、「はしごを外した人は?」との問いにも「大阪府知事」と繰り返した。よほど強い恨みがあるに違いない。
 名指しされた松井知事はすかさずツイッターを更新し、「逆恨みはやめていただきたい」「申請書類に虚偽記載濃厚となれば、手続きを見直すのは当然」と反論した。だが、問題だらけの森友学園をスピード審議で「認可適当」と判断したのは紛れもなく松井知事だ。籠池氏は「一対一でお目にかかったことはない」と直接的な関わりを否定したが、2人はどんな関係なのか。
■父親同士を通じ「知った仲」
大阪府議会で議長を務めた故・畠成章氏と、籠池氏の義父で森友学園の創設者の故・森友寛さんが昵懇だったと、籠池さんは証言しています。その畠氏は松井知事の実父の松井良夫元府議会議長と“昵懇”で、『大阪府の幹部や松井知事に働きかけをしていただいた』とも明かしている。つまり、籠池氏と松井知事は父親同士を通じ、間接的に“知った仲”だったのでしょう」(維新関係者)
 23日、籠池氏は相談を持ちかけた政治家の具体名を挙げた。その中には日本維新の会の東徹参院議員の名前もあった。東氏は大阪府議だった5年ほど前、府庁で籠池氏の陳情を聞いたこともあったという。
 政治評論家の山口朝雄氏が言う。
大阪府の認可権者だった松井知事は、森友問題にどのように関与したのかを説明すべきです。私人の籠池理事長が偽証をしたら刑事罰を科される証人喚問に応じたのに、公人の松井知事がツイッターなどで一方的な弁明に終始しているのはフェアとはいえません」
 松井知事は少し前まで「ボクを国会に呼べばいい。いつでも行く」と息巻いていた。23日は“身内”である日本維新の会の浅田均氏も松井知事の証人喚問を求めている。証人喚問に応じて正々堂々と説明すべきだ。
 
 
こっちは「籠池氏が名指しで攻撃 松井知事は森友にどう関与したのか」と題した日刊ゲンダイ325日の記事である。
 
 
とにかく安倍首相の忖度の前に、窓口である大阪府つまりはこの男松井一郎大阪府知事だ。
ここで最初に私学審議会で申請書が審議された。財務状況が少々弱いため許可が直ぐ下りず、結果的には継続審議となった筈だ。それが急降下一転許可が下りた。だからこそ籠池夫妻はこの小学校建設資金をねん出すべく必死に金策?に走った筈だ。ここで何が起きたのか。素よりこう言う事業は正攻法では無理と解ってたから、籠池元理事長は政治・行政に攻勢をかけ続けた事は想像に難くない。これらを紐解けば、何の事無い、大阪を牛耳ってた大阪維新の橋下元代表松井一郎大阪府知事の現代表がハシゴを掛け、それに乗ったのが財務省である。当然にここで政治が働いたからこそ、当事者籠池元理事長が神風が吹いたと言わしめたのである。この籠池劇場の真の主役は大阪維新の代表、松井一郎大阪府知事なのである。