東京都議会「豊洲移転問題特別委員会」が石原元知事と浜渦武生元副知事らを参考人招致することを決めた勝ち目のない石原さんのその時を見てみたい。是非見たい!

 因縁の対決が始まりそうだ。7日、都議会「豊洲移転問題特別委員会」は、豊洲市場の用地取得の経緯を調べるため、当時都知事だった石原慎太郎氏と浜渦武生元副知事らを参考人招致することを決めた。“一心同体”といわれた2人がドロ仕合を繰り広げることになるかもしれない。
 特別委が石原氏、浜渦氏を参考人招致するのは今月20日以降になりそうだ。焦点となるのは、「汚染された豊洲の土地をなぜ都が東京ガスから買ったか」。01年に副知事として豊洲を市場予定地として買い取る「基本合意」を東京ガスと交わした浜渦氏は、まさに交渉の当事者なのだが、それをいいことに石原氏は「豊洲のことはすべて浜渦に任せてきた」「俺は知らない」と逃げてきた。
 揚げ句、「浜渦氏が過剰な権限を行使するに至ったのであれば、強く反省しています」などと週刊文春の取材に回答している。何もかも浜渦氏になすりつけるつもりらしい
「浜渦氏は大学時代から石原氏に心酔し、国会議員時代からずっと秘書を務めてきた。石原氏も側近中の側近として重用してきました。石原氏には“浜渦だったら全責任を押し付けても許してくれるに違いない”という甘えがあるのかもしれません」(都政関係者)
 しかし、今回ばかりは様相が違う。豊洲の土地購入をめぐって、578億円の損害賠償を石原氏に求める行政訴訟が5年前から続いている。都はこれまで「違法性なし」としてきたが、小池知事が先月、方針の見直しを表明した。敗訴すれば、石原氏は578億円を請求される恐れがある。そうなれば当然、“責任者”の浜渦氏にも批判の矛先が向かう。さすがにヤバイと思ったのか、浜渦氏は先週テレビに出て「洗いざらい話します」と明言。強い調査権限を持つ百条委員会が設置された場合も、応じる意向を明かした。
 浜渦氏はこれまでも豊洲市場の地下の空洞について、「石原さんも知っていたと思う」と語ったことがある。先週は日刊ゲンダイのインタビューにも応じ、「石原さんには、懸案の時期に都知事だったという責任はある」と踏み込んだ発言をした。それこそ、自分に降りかかる火の粉を払うために、何もかも洗いざらい話すつもりではないか。
「石原氏と浜渦氏は一心同体といわれるほど、固い絆で結ばれていました。肉親同士の相続争いではありませんが、関係が深いほど、いざ敵味方に分かれると深刻な争いになりがちです。石原氏が“知らない”ととぼけ続けたら、浜渦氏は石原氏に細かく交渉過程を報告していたことを示すメモなどを出してくる可能性がある。激しい応酬が繰り広げられることになるかもしれません」(政治評論家の伊藤達美氏)
 8日、記者団に対し、参考人招致に対して「喜んで応じる」と答えた石原氏。浜渦氏とのガチンコ直接対決に注目だ。
 
 
これ「特別委でドロ仕合も 豊洲問題は“石原vs浜渦”直接対決へ」と題した日刊ゲンダイ29日の記事である。
 
 
私は行政上のこのテの争いは幾度となく見て来た。それの常道からすれば、今回のこの石原さんと浜渦さんの関係は、非常におかしく感じる。と言うのは上司と部下の関係からすれば、部下がこんなにしゃべる事は本来有り得ない話である。何故なら真実が歪められ、上司に旗色が悪い場合は、法的措置の対抗上、上司が部下を買収し、全て上司の命(めい)ではなく、自己責任でやったと筋書きが出来ているのが普通だ。罪をかぶってもらう代わりに、名のほしい上司は部下が家族共々それなりに暮らしていけるだけの対価を払うからである。だからそれを受けた部下は決して多くは話さない。「男は黙って沈黙は金」だからである。ところが今回それが意に反し、当事者の部下が雄弁になるとは、その図式=その方程式が崩れていることを表す。これには二つの意味を持つ。一つはその対価が少ない=上司がケチの場合と部下が金で無く性格上堅物の場合だ。それから考えればあの浜渦さんが堅物とは考えられないから、対価の問題だろう。いやあの石原さんだその対価何ぞ頭に無く、従来からの秘書的従順な部下としか考えて居ないのだろうと思う。あの調子の人を食った頭の高い、自分以外はバカとしか考えて居ない石原さんだ。そこまでとは考えて居ないのだろう。こう言う人間ほど争いに負けるとは思って居ず、反対に負けると目も当てられないくらい取り乱す。特にこの石原さんかなり生意気だし、今までの人生の中で、箸やペンより重たいの持った事も無いようだから、負けた時はどうなるのだろう。私は悪い趣味はないが、石原さんのその時を見てみたい気持ちに駆られる。是非見てみたい!