やっと設置された豊洲問題の百条委員会 洗いざらい調べて責任の所在を明確にすることこそ都民に対する責務である

 東京都の豊洲市場江東区)への移転問題を検証するため、都議会は22日の定例会本会議で、証言や記録の提出に強制力のある調査特別委員会(百条委員会)の設置を正式に決定する。ガス工場跡への移転を決断した石原慎太郎元知事の証人喚問は不可欠との意見で一致。ほかに出頭を求める証人の選定と合わせ、今後詰めの協議をする。
 自民党公明党民進党系の東京改革議員団共産党の主要四会派幹部が21日に会談。翌二十二日午後に開会する定例会初日に、百条委の設置案を提出することで合意した。
 百条委で審議する調査事項も固まった。築地市場中央区)から豊洲市場への移転経緯▽東京ガス側との土地売買に関する経緯▽豊洲市場の土壌汚染対策、建物下に盛り土が行われなかった経緯▽豊洲市場建設工事の契約事務-などを中心に検証する。
 都議会はこれまでに「豊洲市場移転問題特別委員会」を設置。参考人として、石原氏と東ガス側との交渉にあたった元副知事の浜渦武生(たけお)氏に対し、31820日のいずれかに出席要請する方針だった。同委員会は廃止し、今後は百条委の証人として石原、浜渦両氏に出頭を求め、喚問する見通しだ。
 石原氏はこれまでの取材に、百条委に出席する意向を表明。21日には、豊洲移転を巡る自らの見解を明らかにするため、来月3日に記者会見する考えも示した。
 百条委は地方自治法100条に基づき、虚偽の証言や、正当な理由なく証言や記録の提出を拒んだ場合には罰則がある。
 
 
これ「豊洲問題で石原氏の証人喚問へ 来月、百条委に 都議会4会派が合意」と題した東京新聞222 朝刊の記事である。
 
 
 東京都議会は22日、築地市場豊洲市場への移転を決めた経緯などを審議する調査特別委員会(百条委員会)の設置を全会一致で決めた。百条委は、偽証があった場合、罰則を適用できるなど強い権限がある。都知事在任中に移転を決めた石原慎太郎氏らの証人喚問を行う見通し。
 
 
こっちは「豊洲問題で百条委設置 都議会が全会一致で可決」と題した朝日デジタル2221520分の報道記事である。
 
 
ようやくか、やっとと言うべきか。豊洲市場移転問題を検証すべく、都議会100条委員会が可決成立した。
これで石原元知事ら関係者に委員会にて事情の徴集が可能になった。何とか責任逃れした関係者を徹底的に調べる事が出来る。都議会においては、これに使った6600億円と言う途方もない血税を洗いざらい調べて責任の所在を明確にすることこそ都民への責務である。成功を祈りたい気持ちである。