築地市場移転を掲げていた石原氏だが、豊洲の土地所有者だった東京ガスは、独自の再開発計画を立てており、2001年1月には環境基準値を上回るベンゼンなどが検出されたと公表するなど、交渉は難航していた。2000年秋頃から交渉を担当することになった浜渦氏は、2001年2月に東京ガスの副社長と<覚書>を交わし、容積率の見直し、防潮護岸の整備に係る開発者負担の見直しなどを行うとした。

浜渦氏は、週刊文春の取材に対して、「私、タッチしましたよ。担当の副知事がいたけど、話が進まなかったので。ダメだったから私が引き取ったんです」と答えた。
東京ガス広報部は次のように回答した。
「築地市場は都民をはじめ多くの人々の生活を支える重要な公益施設であることから、基本合意に達しました。弊社としては、『東京都からの要請』と受け止めております」
石原氏は、小誌の独占直撃に次のように語った。
――なぜ汚染された豊洲の土地を買ったのか。
――つまり豊洲は専門ではない?
「まあ、彼は一緒に使命感を持ってやっていたけどね、僕は人から聞いたんだけど、浜渦が胸張って『俺が実質的知事』と言ってた(笑)」
石原氏は、書面でも次のように回答した。
「このような重要な案件を任せたことで、浜渦氏が過剰な権限を行使するに至ったのであれば、強く反省しています」
しかし、良く悪びれずに言うもんだと変に感心する。こんなのが日本トップの行政機構、東京都庁の首長だったとは。日本の行政の基本であるハンコ行政を何だと思ってるんだ。良く責任を他人に擦り付けられるものである。事の真意は別として、行政の首長として、いや人間として最低の低である。この男は報道に見ると、もし立場が逆で、事の報告を行わず、知らずに決済のハンコを押したとしたら何と言う?この男はあの通りの無礼な高飛車な男である、部下がミスでも犯したら恐らく逆上し「辞めてしまえ」とまでも言い、生涯事あるごとに当ってしまうだろう。そんな男が自分の事となればこのようだ。もはやこんなのは人間とも思えない。動物のルールを守る獣以下である。私はとてもじゃないがこんな事恥ずかしくて言えない。