おおさか維新の会代表の松井一郎・大阪府知事と旧みんなの党代表の渡辺喜美前衆院議員が9日、大阪市内で会談し、渡辺氏が7月の参院選でおおさか維新から立候補することで合意した。比例区から立候補する見通し。おおさか維新は14日に常任役員会を開き、正式に承認する。
渡辺氏は会談後、記者団に「みんなの党がなくなって改革勢力がなくなっては困る。一兵卒でいいから一緒に改革をやらしてほしい、と伝えた」と説明。「全国に私を応援してくれる方々がいる」として比例からの立候補を希望したという。松井氏も「改革マインドは同じ。気持ちは伝わった」と応えたという。
渡辺氏は2009年、自民党を離党し、みんなの党を結成。同党は、徹底した行革と「脱官僚」を掲げ、6年前の参院選では10議席を獲得した。12年の衆院選でも公示前から倍以上になる18議席を得て勢力を拡大したが、その後、野党再編をめぐる路線対立から分裂。14年11月に解党し、渡辺氏も同年12月の衆院選で落選した。
これ「渡辺喜美氏、おおさか維新から立候補へ 参院選比例区」と題した朝日新聞デジタル5月10日(火)7時11分の配信記事である。