おおさか維新の会の安倍政権との間合いが変化しそうだ。参院選比例代表で当選した元みんなの党代表の渡辺喜美氏が副代表に就任した。同氏は安倍政権と考え方が近く、首相官邸との「戦略対話」を提唱している。これまで「与党でも野党でもない新しい政党を目指す」(馬場伸幸幹事長)としてきたが、政権との距離がより一層縮まる可能性がある。
渡辺氏は日本経済新聞の取材に「てこの原理で政治を動かす。改革に関しては官邸の応援団をやりたい」と語った。旧みんなの党は安倍晋三首相との接近姿勢を強める渡辺氏に抵抗し、旧結いの党との分裂につながった経緯がある。
昭和58年の末の第2次中曽根内閣の時の新自由クラブ、平成6年の村山内閣の時の日本社会党、新党さきがけ、平成11年の初めの小渕第1次改造内閣の時の自由党、平成11年の秋の小渕第2次改造内閣の時の自由党に公明党、平成12年春の第1次2次森内閣の時の公明党に保守党、平成13年春の第1次小泉内閣の時の公明党に保守新党、これ以後の自民政権は全て公明党との連立であるが、この公明党だけは普通の党と違い政党を名乗ってはいるが、真は宗教の創価学会であり、実質憲法違反であり政党とは言えないので除外すれば、本当に自民党と連立を組んだ政党は全て無くなっている。これが政治・政党史であり、このおおさか維新も例外でなく近いうちに無くなる運命と思われる。特に維新の場合は「橋下徹いない維新なんて」と昔CMで流行った言葉のように、松井党首なんぞ刺身のツマにもならずと言え、もう明日も見えたも同然だ。