高市早苗総務相は26日の閣議で、2015年国勢調査の速報値を報告した。衆院選挙制度改革の有識者調査会の答申に盛り込まれた議員定数10減(小選挙区6、比例代表4)と新たな議席配分方法「アダムズ方式」を導入したとして、速報値を基に共同通信が試算した結果、小選挙区は20都県で「9増15減」になった。新方式を導入しない自民党の「0増6減」案では、奈良など6県で各1減となった。
速報値によると、現行295の衆院小選挙区で「1票の格差」が2倍以上だったのは12都道府県の37選挙区。最大格差は2.334倍で、10年調査による前回区割り改定後の1.998倍から拡大。人口最少は宮城5区で、最多は東京1区だった。
自民党は削減対象が多く、現職議員への影響が大きいとして早期の受け入れに慎重姿勢だ。首相も26日の衆院総務委員会で「アダムズ方式を含め、都道府県を越えた大規模な定数是正は、10年ごとの国勢調査で行うべきだと私も考えている」と強調した。
比例ブロック定数は「2増6減」となった。新たに北陸信越と中国が各1減となり、10年調査の試算で1減だった東海は増減なしに。東京は1増から2増となる。0増6減案は、各都道府県の定数から1を引いた数でそれぞれの人口を割り、商が小さい6県で1議席ずつ減らす。
これあるローカル紙の2月27日の報道記事である。
自民党は「現職議員への影響が大きい」「地域の代表の意見が反映しにくくなる」として受け入れに二の足だが、何の事無い自分の身分が維持しにくくなるので、ゴチャゴチャ言ってるだけでしかない。要するに大半は定数の削減は反対だと言う事だ。だったら正直に言え!