元プロ野球選手の清原和博の覚醒剤取締法違反は大人の常識がなかった?

 元プロ野球選手の清原和博容疑者(48)が覚醒剤取締法違反(所持)容疑で逮捕されてから9日で1週間。スポーツ報知は、現役時代に巨額の年俸を獲得した清原容疑者の引退後の「カネ」について追った。
 ▼50億円以上 プロ野球でめざましい活躍をした清原容疑者の生涯獲得年俸は約50億円、ほかにCM契約などで数億円の副収入があったとされる。現役時代から「飲みに行って一晩で500万円使った」などと豪語していたが、2008年に引退した後も“浪費癖”は直らなかったようで、親しい関係者によると、11年ごろから生活が困窮し始めたという。マネジメント事務所と契約し仕事をこなしていたが、体調不良を理由に野球解説やイベントをドタキャンするなど、次第に周囲の信頼も失っていった。
 ▼野球界復帰のチャンスをフイに? 球界復帰の希望を口にしていたが、11年11月、ある学校法人から部活動のゼネラル・マネジャー就任の打診を受けた。翌12月に都内の料亭で法人首脳と約1時間半にわたり会談。その場で報酬額を提示されたが、清原容疑者は全く関心を示さなかったという。「ケタが違ったようだ」と関係者。個人口座に毎月数千万円振り込まれた時代とはあまりに“差”がありすぎたのか。会談中、現役時代に手術した左膝を押さえて「痛い」と繰り返し、手すりにつかまりながら、ゆっくりと階段を上り下りする清原容疑者の姿を見た法人トップは、「教育者としてやっていくのは無理だろう」と感じたという。
 ▼パチンコ営業 そのころ、清原容疑者はかつての人脈をたどり、パチンコ店でのイベント営業を繰り返していた。店舗滞在時間は約30分。約15分のトーク、残りは客との記念撮影だった。清原容疑者の愛称「番長」と同名のスロット機があり集客効果は抜群だったという。北海道、東北、北関東など、少なくとも4つのチェーン店が、ある関係者を通じて清原容疑者に仕事を依頼した。関係者によると、ギャラは1店舗150万円、3店舗で500万円が相場だった。イベントでは「ギャンブルには興味がない」と話すなど、パチンコ営業の仕事自体には興味を示さなかったという清原容疑者。しかし、逮捕直前の1月30日にも大阪市内のチェーン店を仕事で訪れていた。
 ▼最近の生活 2014年3月の週刊文春による「薬物疑惑」報道以降、タレント業の仕事はなくなった。だが、運転手付きで数千万円という高級外車で飲食店に乗り付け、銀座や六本木の「VIPや紹介がないと入れないクラブに出入り」(六本木の飲食店経営者)する生活は変わらなかった。サウナと日焼けサロンに通い、白と黒の大型バンを乗り分けた。携帯電話は他人名義も含め4台所有。昨年4月以降はテレビ番組にも徐々に出演するようになったが、パチンコ営業で稼ぐ収入では追いつかなかったであろう。一昨年の離婚とほぼ同時期に、自宅マンションなどの資産を失っていた。「周りがカネを払っていたが、本人が自由に使えるカネはあまりなかったはずだ」と関係者。「現役時代と引退後の“落差”に苦しんでいた」と話した。
 
これ『清原容疑者、尽きた50億円超…引退後の「カネ」 逮捕から1週間』と題したスポーツ報知 29 1010 の記事である。
 
 
 これはちょうど宝くじで当たって身を崩したケースと全く同じである。
 持ちなれない金を持つとこうなる良い例である。
 但し、清原の場合は高校野球からのスターだったから、なお悪いのかも知れない。僅か18歳と言う成長しきれていない時から、一般の社会人の生涯報酬を手に出来たからである。何でも話せる友人や師を持たなかった?いや持てなかった不幸が最後まで響いてしまったと言えよう。
 報道を総合してみてみると、精神的に大人とは言い難く、子供がそのまま年取った幼稚園児のようだ。
 KKコンビの桑田が余りにも打算的で大人以上なのでこのギャップに逆に驚く。桑田がそうだったから余計意識してそうしたのだろうか。