国の頭の悪い連中(与党議員)ルールさえ解らない連中である

 与党が安保関連法案の成立を急ぐなか、上智大で国際政治学を教えていた自民党参院議員の猪口邦子氏(63)に大学時代の教え子ら30人が参院の採決で反対するよう求める要望書を送った。「民主主義を熱く語っていた先生が法案に賛成するはずはない」との思いからだ。
 「先生から多くの教えを受けました。国際秩序、安全保障論。人々がどのように法の支配や立憲主義を獲得していったのかも学びました。なかでも先生が最も情熱を持って教えていらしたのが民主主義でした」
 要望書は、こんな文面で始まる。出したのは1998~99年ごろに猪口ゼミで国際政治を学んだメンバーを中心にした30人。仏在住の大学院生、早川美也子さん(39)ら5人がSNSで呼びかけると、賛同者が集まり、計30人になった。
 早川さんは今夏、子育てや勉強の合間に国会中継の動画を見て、不安になった。「違憲と言われる法案を通そうとする政府の答弁はあまりにも支離滅裂だ」
 審議が参院に移った時は「先生なら反対してくれる」と期待した。だが、質疑に立った猪口氏に「以前の自信に満ちた低めの声ではなく、先生らしくない」と違和感を覚えた。
 フェイスブックでつながる元同級生の間でも「邦子先生、どうしちゃったの」と話題に。悩んだ末に要望書を書き、8月に郵送やメールで計3回送った。返事はないが、期待は捨てていない。「ためらい、悩んでいるからこそ、返事できないのだと信じたい」
 
■猪口氏「会えば議論できた」
 猪口氏は17日、取材に応じ、「手紙はかばんに入れて持ち歩いていた。ただ、意見があるのなら面会を求めるのが筋。学者として学問的裏付けのある発言をしており、会えば疑問点を聞き、議論もできた」と話している。(市川美亜子)
 
 

これ『教え子「法案反対して」 猪口議員「会いに来るのが筋」』と題した朝日新聞デジタル917()1040分の配信記事である。

 
 
 この記事から「安保関連法案」に賛成した与党議員は多かれ少なかれ、本当に自信を持って賛成した議員は少ないのじゃないかと私は思う。確かに彼らが言うように、この法案は「戦争法案」ではない。がかと言ってその争いに戦争を放棄した国が議決する法案でもない。そこを皆解ってての法案である。彼らは国、国民の事を思ってての賛成でもない。一心に自分の身を案じての賛成である。要するに自民党議員として総裁の方針に立て着けば即身分保障が無かったからである。だからこそ何故今経済問題よりも優先しての「安保関連法案」なのか、それに答える事出来ないのである。彼らは重大な過ちを犯してしまった。民主主義におけるルールを作る人間が率先してルールを破ってしまったのである。私はこの法案の是非論の前に憲法における「戦争放棄」の条項に違反したのである。いつ誰にどうやってこの事の説明出来る?本当にそう思うのであったら、ルールを無視ではなく、ルールを変えて(憲法改正)やるべきが筋である。