安倍ちゃん抜き打ち的解散、昨日の第一声を聞くに何となく弱気な顔が見える

 衆院選が公示された2日の第一声では、各党にとって「できれば争点化を避けたい」論点も見え隠れした。安倍晋三首相は福島県相馬市の第一声で、今夏に世論の批判を浴びた集団的自衛権の行使容認には触れず、外交・安全保障分野はゼロ。消費税10%への引き上げ延期で予定財源が不足する社会保障政策への言及もわずかだった。民主党海江田万里代表は与党と2012年に合意していた消費増税の先送り容認に転じた手前もあってか、同県いわき市の第一声では「消費税」の言葉を発しなかった。
 首相が第一声で海外の話題に触れたのは、被災地の農水産物の輸入規制撤廃を各国に呼びかけたと説明した時だけ。環太平洋パートナーシップ協定(TPP)交渉や原発再稼働にも触れなかった。自民党の党是である憲法改正への言及もなかった。首相は18日の解散表明時に集団的自衛権についても「堂々と戦う」と述べた。しかし、7月の閣議決定後に内閣支持率が低下したことから、自民党は選挙戦で深みにはまる事態を避け、衆院選では経済を中心に訴えて勝利し、「信任を得た」と乗り切る構えだ。
  また首相は消費再増税で予定していた社会保障の拡充のうち、子育て支援は予定通り行うと強調。「2年で20万人、5年で40万人の保育の受け皿を作る」と訴えたが、低所得者の年金に5000円を上乗せする新給付金の創設先送りには触れなかった。
  一方、海江田氏は有権者の関心が生活に密着した分野で高いことを踏まえ、集団的自衛権の行使容認には第一声で反対姿勢を示すにとどめた。地方でも反対意見が根強い特定秘密保護法には「安倍政権の危うさ」と批判した。
  ただ、民主党は消費再増税の先送りを容認し、与党から「再増税の時期を示していない」と攻撃されている。海江田氏は第一声でアベノミクスを失敗と断じたが、首相の増税先送りの判断には触れなかった。増税分も財源となる社会保障は「子育て支援社会保障の安心は政策の柱だ」と述べたものの、今後の代替策は示さなかった。
  公明党山口那津男代表は第一声で、消費再増税と同時の軽減税率導入に「国民の後押しが必要だ」とアピールしたが、7月の閣議決定自民党と溝もあった集団的自衛権などの外交・安保には言及がなかった。【佐藤慶、松本晃】

これ『<衆院選>第一声 見え隠れした「争点化避けたい」論点も』と題した毎日新聞 12月2日(火)21時37分の配信記事である。

 記事にあるように、当初自信を持って解散した筈が、昨今までの各方面よりのパッシングにより、肝心の政策の主張から逃げ、かわしているように見える。チョッと後悔の念出て来たのではと私自身見えた。しかし、賽はふられてしまった。進むしか無い。今解かっている事は、確実に現状の議席の維持は無理と言う事だけである。減るのは誰かだけである。思うに過半数割れは無いとは思うが、それも解からない。しかし、国民・有権者が無知で無ければ良い事を願うのみである。アホなバカなマスコミに踊らされた有権者数が多く無い事を祈るのみである。