橋下維新への望み

 日本維新の会は30日、参院選の第1次公認候補33人を発表した。維新の会にとって参院選で与党の過半数確保を阻止するには、みんなの党との選挙協力が欠かせない。選挙区調整は大会前日までもつれたが、少なくとも28選挙区で“衝突”が回避されることになった。衆院選で共倒れが相次いだことが反省材料となっており、維新の会は参院選後の合流も視野に入れている。
 選挙協力で象徴的なのは大阪選挙区(改選数4)だ。維新は当初2人擁立の方針だったが、みんなに譲歩して1人ずつ立てることを決めた。所属議員からは「(みんなが負ければ)みすみす他党に譲るようなもの」との不満も漏れる。
 しかし、維新の松井一郎幹事長(大阪府知事)は党大会後の会見で「選挙協力していることを有権者に伝えれば、限りなく足し算が大きくなる」と語った。狙うは相乗効果による票の掘り起こしだ。
 
 
産経の報道である。
 

 お話しするまでもなく、現在の日本維新の会の使命はほぼ終わっているに等しい。残るは今秋の参議院選を見据えて、どこかの党との連携か合併以外に無い。それを最大限に生かせるのは、信条や政策が最も近い、みんなの党以外に無いと私は思っている。そのためのネックは紛れも無く、共同代表の石原慎太郎と幹事長の松井である。石原慎太郎は80歳と高齢で後は無いだろうし、問題は松井幹事長である。彼はより自民党的で保守志向が強く、野心が強い。野党には満足しない。みんなというより、自民との連携狙いであろう。
 でも私は自民との連携より、自民を蹴散らして橋下維新に国政を任したい気持ちである。まずは参議院選に勝利してねじれを確固たるものとして、来る衆議院選に勝利することが大事である。大阪維新が何故に関西人に受けたかと言えば、国民目線の「有言実行」を地で行ったからである。思った事をズバリ言い、そしてそれを実行したからに他ならない。今の政治家の国会答弁に飽きた、新鮮味に惹かれたのではと私は解釈している。