維新我慢しきれず与党になびく?

 菅義偉官房長官日本維新の会幹事長の松井一郎大阪府知事が17日夜、東京都内で会談した。夏の参院選後の政治情勢について意見交換するとともに、安倍政権と維新の連携について協議した。昨年末の安倍政権発足後、両氏が2人だけで会談するのは初めて。
 菅氏は会談で、安倍晋三首相の政権運営に理解を求め、国会審議での協力を要請したと見られる。一方、松井氏は関西の企業誘致を進める特区の規制緩和を拡大するよう要望した。
 両氏は以前から親しく、自民党が野党だった昨年4月、松井氏が安倍、菅両氏に連携を要請。政権交代後の今年1月には、両氏の調整で安倍首相と維新代表代行(当時)の橋下徹大阪市長の会談も実現している。
 

朝日新聞の報道だ。
 
 

 ご多分にもれず、ついに維新までもが自民に擦り寄ったみたいである。
 
 政治を志す者はやはり権力か。
 
 善し悪し別に、維新もこれで終わりだろう。
 
 こうもスタンスがあっちこっちになれば、どこに焦点を合わせ何を目指そうとしてるのかてんで解らなくなって来た。橋下維新の斬新な何かやってくれるだろうと言うほのかな願いがこれでは砕かれてしまったに等しいからである。これも既成政治の古い政治体質を持った石原新党(太陽の党=たちあがれ日本)との合併の弊害である。
  3年を越える前の政権交代により、民主党への期待を裏切られ、しからば自民党かと言う意味で今回自民党に政権を託したが、今は、民主の反動で見えてないが、いづれ自民党もこのまま終わらずいづれぼろを出すのは確実だろう。その時の受け皿として今から準備しなければならないものを、何で今わざわざ自民への擦り寄りだ。自覚が無いにも甚だしい限りである。あれほど政策政治信条が似通っているみんなの党と組まないで、何で自民党なのだ。これでは説得力は0である。お話にならない。何か私はより自民的体質をもった松井幹事長の暴走に思える。