リハビリ入院中の違和感のあった出来事

 私は今、冬季の寒い時だけのリハビリ入院中である。
 
 先日の土曜日、本当に違和感と言うより、嫌悪感、そして人間不信に陥った。
 
 私はネットをやりながら結構郵便も使う。それは色んな事をやってるからである。今は入院中のため、郵便ポストは病院内では無く外の玄関脇にある1つの郵便ポストを使うしか無い。土曜日そのポストに出しに行った。土曜日だったのでこの病院は休みだった。玄関は閉まり救急外来用の玄関だった。3月だと言うのに東北のこの病院は雪が降りかなり風も強かった。昨日まで良い天気で穏やかだったのが信じられず、何でこんな日に出さなければならないのかと思いながら、いつもの歩行練習を兼ねて、出しに行った。玄関で、ガードマンのおじさんに聞いたら、少々雪が積もり無理じゃあないかと言われたが、生来の負けず嫌い、少々無理でも決行と相成った。部屋からここまでの歩行器では無理みたいだったので、玄関にあった車椅子を借りてやるしかない。でも出ては見たが、やはり雪が5cmばかり積もってて、自信喪失か。二人いたガードマンのおじさんに頼もうか、いや、彼らは仕事上持ち場を離れられないだろうから等と勝手に解釈し、ポストまで行って見た。風が寒いのに加えこれでは吹雪交じりであるのに、手袋も無い。しかし、ここまで来たのだ頑張ってみようと、車を手で漕いで何とか何とかポストの前までやっとか来る事が出来た。郵便物を投函し帰ろうとしたら、手で漕ぐ車に雪がくっ付き手が冷たくかじかんでしまった。それでも50m位車椅子を漕ぎ玄関の前あたりまで来たら、中にいた1人のガードマンのおじさんが出て来て駐車場の方に歩いて行くではないか。良く見るとその駐車場、郵便ポストの前を通って行かなければならない見たいである。それを見た私は、違和感と嫌悪感をそのガードマンのおじさんに持った。私は助けてほしかったとは思っていないが、私が何をしようとしてたのかは、そのガードマンのおじさんたちは解っていた筈なのに、何の言葉も無かった。私は何も感じないそのガードマンのおじさんたちに、言いようのない人間としての不信感を抱いた。見たところ、そのガードマンのおじさんたちの年の頃は40代から50代に思えた。