医師は神? だがその質は人間性にあり!!

 先日思いもよらずコロナに感染してしまった。その後の1週間は正に地獄のような悪夢の連日と言えた。とにかく節々の痛さは尋常ではなかった。兆候は喉の痛さから始まった。土曜日の朝だった。毎日朝晩測定してる血圧測定の数値は正常だったが、体温が若干高かったが普通通り仕事で会社に出た。問題は帰宅してからの体温がどんどん上がり出した。平熱は35.0℃~36.0℃の当たりだったが、夕方には38.0℃に上がっていたので風呂にも入らず早く寝た。

 翌朝熱が下がらず苦しいので大きな病院に行ってみる事にしたが、あいにくの日曜日休診なので電話して相談して行く事にした。運良く見てくれると言うので行ったのだが、担当の医師は専門科外の学生らしき若いK・Sと言う医師だった。会社経営半世紀の経験から来る不信感が頭をよぎった。案の定その医師は話を聞いただけで、何の検査もせず、市販の風薬5~6種類挙げただけで帰された。風邪だからと安全策を取りその夜は風呂を休み早く寝た。それからが大変だった。とにかく節々が無性に痛く寝返りも出来ず、仰向けに寝てると横隔膜や内臓の重さに腰が押され痛くて寝る事も叶わなかった。隣に寝てる妻は夜中十「あっイテテ、イテー」とうわ言みたいに聞こえ煩くて寝れなかったらしい。翌朝とても我慢ならず別の総合病院に行って診てもらう事にした。さすがその病院、妻の症状の電話を聞いただけで、救急搬送される通路に来て窓を開けて待機との指示だったので、指定された時間道理にそこに行くと、検査するためにもう看護師さんが待っていた。指示道理に窓を開けたら助手席の私の鼻から検査キットを差し込み供体を持って病院に入り、妻の携帯電話にその結果がもたらされた。陽性だった。やはりかと観念した私は病院の指示に従いようやく1週間後の本日普通の健康体に戻ったみたいである。この一週間本当に長かったが新型コロナの恐ろしさが身に染みてわかった次第であり、貴重な経験としてこの体に焼き付けて置き、後の感染者に経験者として助言して行きたいと思っている。

 思えばこのコロナの感染者として医者と言う人間の本質を見た思いだ。今医者になろうとする人間は大学の医学部を6年間就学し、最終的に国家資格で最難関と言われる医師国家試験に合格後医療現場での経験を積み晴れて医師としてスタートをきれるのだが、大学においてこの医学部こそ頭の良い連中がこぞって集中する数少ない部門であるが、問題は所謂学業成績優秀なだけでは医者にはなれるが優秀な医師になれるかは分からないと言う事である。医師にも出来の良い医師や出来の良くない医師両方が居る。これはやはり学業成績だけでない人間の本質のその人の人間性によるものだと解かった次第である。1度目の医師が適切に検査してコロナ感染を知らしてくれてたらと思うと違った展開になって居て、こんなに苦しまなくても良かったと思うと、医師の次第で患者は良くもなり悪くもなるもんだと言う事が良く解かった次第である。