小沢一郎と共に歩んだ大蔵官僚斎藤次郎の終焉

 日本郵政は19日、斎藤次郎社長(76)が同日付で退任し、後任に坂篤郎副社長(65)が昇格する人事を正式に発表した。同日午前に臨時取締役会を開き、決定した。坂氏は20日付で就任する。18日にゆうちょ銀行の新規業務が条件付きで容認され、グループ全体の経営基盤を強化するメドがついたためだ。
 坂氏は旧大蔵省(現財務省)出身。2009年10月に日本郵政の副社長に就き、経営の中枢で斎藤社長を補佐してきた。政府との調整を経て、社長就任後は日本郵政グループを一体で上場する現在の路線を維持するとみられる。
 斎藤氏は元大蔵次官で、西川善文前社長の後任として09年10月に社長に就任した。今年10月に郵便事業会社と郵便局会社を統合するなど合理化を進め、15年秋をメドとする上場計画もまとめた。

 自民党石破茂幹事長は19日、日本郵政斎藤次郎社長の後任に坂篤郎副社長が昇格する人事を固めたことについて「政権交代時期にこのような重要な人事を行うことは許されない」と批判した。「官僚出身者が社長に就任するのも認められない」とも述べ、日本郵政に人事の再考を迫った。都内で記者団に語った。
 

これ共に日経の報道だ。
 
 

 「消費増税」を企んだ官僚の雄、自民とそれに連なる野田首相寄りの勝栄二郎なら、もう一方の雄、小沢一郎反自民寄りがこの斎藤次郎であった。竹下内閣から海部内閣、それに戦後初めての政権交代した、細川連立内閣時からこの斉藤次郎は小沢と共に歩んだ男である。当事連立政権のエンジン役を務めた小沢と共に「国民福祉税」構想をぶち上げた当事の斉藤次郎はその後の官僚中の官僚と言われる程の大物であった。その斎藤が小沢の終焉と共に後進社長を決めて表舞台から降りようとしている。正に小沢と共に歩み小沢と共に散ろうとしている。
 
 自民党石破茂幹事長の談話は何の事は無い、小沢一郎と共に歩んだ斎藤次郎に対する嫌悪の何物でも無い。言わば私怨と言えるだけの話である。彼が言ってる「官僚出身者が社長に就任するのも認められない」とはとんだお笑い種である。まるで支離滅裂である。それでは何か、自民党は今までそんな事しなかったのかと言えるのか。流石の石破茂も頭に血が上れば、軍事オタクも身分を忘れるものと見える。(笑い)