自民党石破幹事長は闘うべきであるそして安倍首相は富士登頂後の如く、後は降りるしか無い

 9月3日の内閣改造自民党役員人事を巡り、安倍晋三首相が安全保障法制担当相への就任を辞退する意向を表明した石破茂幹事長の処遇に苦慮している。石破氏は幹事長の続投を希望しているが、重点政策の安保法制で自説にこだわる石破氏を続投させるのは困難との見方が強い。ただ、無役になれば石破氏が党内で安倍政権への批判勢力を結集する懸念があり、総務相として起用し、新設する地方創生担当相も兼務させる構想が浮上している。
 「人口減少、超高齢化という構造的な課題に正面から取り組み、現状を変えていかなければならない」。首相は27日、首相官邸で開いた地方創生に関する有識者懇談会で、内閣改造後に人口・地方対策に取り組む意欲を強調した。
 首相は当初、石破氏が安保担当相への就任を辞退すれば、「無役」にして政権運営の中枢から外す構えだった。7月の滋賀県知事選で与党系候補が敗北したことや、11月の沖縄県知事選に向けた候補者調整の失敗などで「首相は党運営に不満を持っている」(閣僚経験者)とされ、後任幹事長には自らに近い議員を起用する意向とみられる。
 続投希望を明言した石破氏を巡っては、自民党内に「首相の人事権に口を出すのはおかしい」との批判が強まっている。一方、首相周辺には来年9月の党総裁選を見据え、有力な対立候補となる可能性のある石破氏を別ポストで閣内に取り込み、政権運営の「連帯責任」を負わせた方が得策との考えがある。
 石破氏は首相と顔を合わせた26日の政府・与党連絡会議後、国会内で菅義偉官房長官と会談。菅氏は人事に関して石破氏の感触を探ったとみられる。石破氏周辺では、総務相での起用案について「安保法制の所管外の閣僚ならば断る理由は少ないのではないか」(ベテラン議員)との声がある。石破氏を総務相に起用する場合、地方創生担当相を兼務させるか、目玉人事として別の閣僚に担当させるかも焦点になるとみられる。
 このほか、内閣改造を巡っては、遠藤利明元副文部科学相文科相か「スポーツ担当相」での起用や、山口俊一前副財務相の入閣が有力になった。【木下訓明】

これ『安倍首相:石破氏処遇に苦慮「総務相兼創生担当相」案浮上』と題した毎日新聞 2014年08月28日9:39の報道記事である。

 神代の昔から権力を争うのであれば、それは闘うのみである。力づくでなければ権力と言うのは追いて来ないのである。サル山のボスを見ても解かる通りである。禅譲等思えばその時点で負けである。闘わずせば歴史の通り雇われマダムが待っている。
 私は今回の初めは石破茂幹事長中々やるもんだと感心して見ていた。何故ならその言を借りるなら安保担当相への打診に「安倍晋三首相と考え方が百パーセント一緒の人が(国会で)答弁するのが一番いい」と言った事である。これ等安倍首相を真っ向から批判したものである。安倍首相にしてみれはこの安保担当相非常に大変なのだ。安心して任せられるのは、事実この石破さん以外は務まらないと思った事だと思う。この「集団的自衛権」問題を考えるに軍事オタクの石破さんが居たからこそ、安倍さんが安心して考えたのではないのかとも思っている。一番大事な今後予想されるであろうこの問題の国会答弁が出来るのは石破さんしか頭に無かったと思う。すべてが石破さんの存在から出発したのではないのかととさえ思っている。ところがこの安倍さんの心とはうらはらに、逆にこの石破さん安倍政策を信用してないのではと感じている。実質破綻の「アベノミクス」や「財政の緩和」に対して異議があったのではないのか。菅官房や甘利経済のイエスマンに踊らされるのを是としなかったのではと思っている。表向きは何も言わなかったが、腹の底では言いたかったのではと思っている。特に「アベノミクス」等は日本経済や国民生活等から見れば疫病神と言っても良かったからである。、「アベノミクス」等は国民窮乏化政策の何物でも無い。それに気づいたからの挙手と私は見たから、石破茂幹事長中々やるもんだと思った次第なのである。私は安倍晋三首相に石破茂幹事長どちらも大嫌いである。が政策や主張を見れば、アンチ自民の私は石破茂幹事長になられる方が嫌である。安倍晋三さんは現状認識不足である。自己が宰相で満足したなら、富士登頂後の如く、後は下るしかないと言う事をである。後は降りるしか無いと言う事をである。