やはり自民党表紙だけ変えようとしてる、でもそれで良い

自民党は完全に先祖返りだ。次の総選挙で世襲候補がズラリ並びそうだ。
 30日引退の意向を明らかにした中川秀直元幹事長(68)は「若い安倍総裁の下、世代交代した方がいい」なんてカッコつけていたが、実態は、次男(42)への“禅譲”シナリオが着々と進んでいる。
「後継選びが公募になれば、次男で秘書の俊直さんが応募するというのが既定路線です。秀直氏は婿養子として義父の地盤を継いだ身。浮気事件もあって奥さんには頭が上がらない。その奥さんが、『早く息子に譲って』と前々から秀直氏に引退を促していたのです」(地元関係者)
 建前だけの「公募」で世襲を狙っているのは中川だけじゃない。
「若い人材にバトンタッチすることが重要」とか言って先月16日に引退表明した武部勤元幹事長(71)も、後継に想定しているのは秘書で長男の新氏(42)だ。先月26日に不出馬表明した福田康夫元首相(76)も「自民党のルールに従って選考してもらう」と言っているが、福田後援会は秘書の長男・達夫氏(45)を推すことでガッチリ固まっている。
 大野功統防衛庁長官(76)が今期限りの引退を表明し、ひと足早く公募が実施された香川3区では、先月29日、大野氏の長男・敬太郎氏(43)が候補者に選出された。
 大逆風の3年前の衆院選では、公認規定に「世襲禁止」を盛り込むという話もあった。
 ところが「喉元過ぎれば……」で忘れ去られ、長老議員のメンメンは「次は政権復帰が確実で選挙は楽勝。息子に地盤を譲るなら今がチャンス」とソロバンをはじいている。その結果の「相次ぐ引退表明」なのである。
小泉チルドレン小沢チルドレンと、公募で選んだフツーの候補者が使い物にならない人材ばかりだったので、自民党内には『世襲の“サラブレッド”の方がマシ』という反動があります。しかし、総裁選では候補者5人全員が世襲だったことがヤリ玉に挙がった。当たり前の話で、民主主義と世襲は相いれない。封建制ではないのです。それが自民党にはわかっていない」(ベテラン秘書)
 いやはや、救いようのない政党だ。
 
 

 これ5大マスコミ紙に果敢に挑んでいる日刊ゲンダイの記事である。少し偏ってはいるが、それなりに納得できる記事多いのも事実であるので私は好きである。5大マスコミ紙の小沢悪者偏重報道に対して(最近朝日が態度豹変?)1紙の頑張り、小沢支持者としては頼もしい限りである。
 
 
 
 このゲンダイ紙の報道でないが、本当に55年体制への先祖返りである。
 私はこのブログで何度も自民党の批判をして来たが、実のところ正直心配してた。と言うのは先の自民党総裁選で、町村さんや安倍さん以外に総裁になられたら、それなりに変身し、今後は長期の政権が続くだろうからである。私としては、安倍さんで本当に良かったと本心からそう思っている。正直に言えば、本当は町村さんになってほしかった。何故ならそれこそ近いうちに、消滅するだろうからと思ったからである。私は金輪際、自民党回帰は絶対あってほしくないからである。今度安倍さんになったために、町村さんよりはいくらか長生きするだろうが、いづれは消滅の一途を辿ると思っているからである。例え安倍さんでも、歳は若いが、旧来の自民党手法にどっぷりと浸かって染まってしまった人である。永田町のルールを変える力等無く、時代への適応は無理と思っているからである。もう時代も世代も変わって来ているのである。若くても耳年増では適応出来ない世の中になっているのである。その自覚無くして変革等あり得ないのである。この激動の時代、外交関係が崩れれば、新しい政権党の総理大臣として恐らく選出されるであろう安倍さん、私はまたもやその重圧に屈して、カレーライス小皿も食えなくなるのではと心配してる。実際そうならないとも限らないのである。