不人気とは言え数十年前の自民党総裁の骨肉の争いを考えれば何と運のよい菅さんではある。

 安倍晋三前首相は3日、BSフジ番組に出演し、9月末に自民党総裁の任期満了を迎える菅義偉首相について「当然、菅首相が継続して首相の職を続けるべきだと思う」と述べ、再選による続投を支持した。安倍氏は体調不良を理由に昨年8月に首相辞任を表明。同9月の総裁選で菅首相を支持していた。

 

 安倍氏は番組で「総裁選は去年行ったばかりだ。この1年後にまた総裁を代えるのか。自民党員であれば常識を持って考えるべきだ」とも語った。

 

 安倍氏は「私が突然、病気で辞任した後、首相は大変だったと思う。急な話だし、十分にそれまで準備することもできなかった」と首相をおもんぱかった。首相の働きぶりについても「着実に官房長官の7年8カ月の経験を生かし、本当にしっかりとやっていただいている。この難しい新型コロナウイルス禍の中で、私も本当に感謝している」と評価した。

 

 首相は総裁選への対応を明言していないが、昨年の総裁選で支持した二階俊博幹事長も3月の記者会見で「総裁が再選に向けて決意を新たにされた場合、党は全面的に支援することを考えている」と述べている。

 

 

これ『「当然、菅首相が続けるべきだ」安倍氏が秋の党総裁選で続投支持表明』と題した産経新聞2021.5.3 21:22の配信記事である。

 

 

なんだかんだ言いながら、自分の出番を伺い、不人気の菅義偉首相を擁護し、強力な「ポスト菅」を牽制してるだけの話ではないか。でも数十年前の自民党総裁の骨肉の争いに比べたら、何と運のよい菅さんと安倍さんではある。