まずは目出度い米大リーグ松井のレイズとの契約

 米大リーグオークランド・アスレチックスだった松井秀喜がようやくマイナー契約といえども落ち着き先が決まって本当に良かった。
 
 この1日レイズとの契約が発表された。私は松井の居ない米大リーグ、今年は殆んど興味なかった。最近の日本のプロ野球に幻滅を感じ、ここ2~3年は大リーグ中継しか見てなかった私は正直プロの野球忘れてた。それだけ私は松井の大ファンだった。私にとって米大リーグはイチローでは無く松井であった。何て言うかイチローには悪いが、私は、只のヒットを打つだけでは気持ちが踊らないのである。ポテンヒットではダメなのである。やはり松井なのである。凡打になろうが、外野フライでアウトとなっても、スワッ、ホームランかと言って立ち上がって胸躍らせる、それが野球の醍醐味と思ってる私は、やはり松井でなければダメなのである。
 
 そして松井はついにアメリカに骨を埋める決心をした。ダメと解かって日本のプロ野球に復帰した他の選手とは覚悟もポリシーも全然違うのである。そこに私は2度惚れしたのである。
 
 マイナー契約の場合、実績がある選手でも年俸は30万~40万ドル(約2400万~約3200万円)程度。仮にメジャーに昇格しても、松井は昨季の425万ドル(約3億4000万円)からの大幅減俸は確実だ。
 松井のヤンキース時代の同僚で、4月12日にインディアンスとマイナー契約したデーモンは1日(日本時間2日)からメジャーに昇格。年俸は125万ドル(約1億円)プラス出来高に切り替わったが、松井も同程度とみられる。全盛時の年俸1300万ドル(約10億4000万円)からは約10分の1となる。
 
 松井を見る上で端的に彼の覚悟を代弁した選手の談話を紹介したい。巨人で松井と同僚だった米大リーグエンゼルス高橋尚成の言葉である。 彼は『米国でのプレーにこだわり、松井が開幕後も一人で練習を続けたことに感銘を受けたといい「相当の覚悟を持ってアメリカに乗り込んだのだと感じる。何のためにアメリカに来たんだというのが見え、僕はすごくうれしかった」と話した』とあった。