日航機長、操縦室で写真撮影で処分 対面二人だけの話何故漏れる

 日本航空の香港発成田行き貨物便で2009年5月、飛行中に男性機長(51)が女性副操縦士(34)を機長席に座らせ、デジタルカメラで写真撮影していたことが17日、分かった。
 国土交通省は、航空法違反として、日航を厳重注意。機長を乗務停止45日間、副操縦士を同20日間の行政処分とした。
 日航によると、写真を撮影したのは09年5月1日。東シナ海上空を自動操縦で巡航中、トイレから戻った機長が、操縦室の右側に座っていた副操縦士を左側の機長席に着席させた。機長は右斜め後ろからカメラを向け、振り向いた副操縦士を撮影した。
 副操縦士の機長席着席は日航の運航規定に反する上、機長と副操縦士が飛行中の見張り義務を果たしておらず、航空法にも違反する。 

 時事通信の報道である。
 
 
 我々素人はたかが写真でと思うが、航空法違反だそうだ。安全はそんな小さな気の緩みから崩壊すると言う事なのだろう。普通機長と副操縦士二人しか居なくて、どちらも言わなきゃ解からない筈なのにどうしてだろう。思うにどちらかがその撮った写真でも自慢して見せたからだろうと思われる。我々素人だったら解かるが、百戦練磨の普通機長と副操縦士、やはりまだパイロットはメジャーな職業と言う事だろう。
 
 政治に目をやれば同じ事がままある。

 政治の世界は常に秘密の世界である。だからサシの話は絶対漏れない筈であるが、時には秘密にした事にしてわざと洩らし相手の出方を見る時に使う場合が非常に多い。今は亡き自民党元副総裁の金丸信がそうだった。寝業師と言われた所以である。ところが今の小沢一郎はまるっきり違う、彼とのサシの話は絶対漏れない何故なら小沢一郎と言う男からは100%漏れないし、洩らさないから洩らした犯人は直ぐ解かるからである。 これが相手から信頼される所以でもある。だから皆彼と話す時には気を遣うし、話しにくいのも道理かも知れない。そう言う意味においては彼はしゃべりすぎる渡部恒三等は相手にしてないだろう。
 
 政治の世界のサシの話は非常に重い、時には政権さえ左右する。だからこそ政治家同士の話は「信頼と信用」が無ければ1つも前に進まない。だから現在の菅直人首相の様な思いつきで話す政治家は誰も「心から信頼して話せない」から自然と短命は必定である。逆説すれば良くそこまで(日本の宰相まで)行ったものだと感心せざるを得ないのである。