12日午後6時半ごろ、羽田発大阪行きの全日空37便(ボーイング777―200型、乗客262人、乗員11人)が、機内の気圧が急激に低下したとして、羽田空港に引き返し、20分後に緊急着陸した。全日空によると、当時、機体は上昇しながら飛行中で、異変に気づいた機長が客室に酸素マスクを出したという。けが人はいなかった。全日空は、機内の圧力を一定に保つシステムに異常があった可能性があるとみて、原因を調べている。
機体の主翼辺りの窓際に長男(7)と座っていた会社員繁田聡子さん(41)=東京都=によると、機内では緊急事態を告げるアラームが鳴り、頭上から酸素マスクが降りて来たという。着用を促す自動音声が繰り返され、長男と身を固くした。乗客はみな冷静な様子だったという。「怖かったけど、とにかく何事もなくてよかった」と話し、新幹線で兵庫県の実家に向かった。朝日新聞社
私たち部外者は忘れかけているが、事故関係者の方々は決して忘れられない出来事として深く心に刻まれている事だろう。
もうあれから33回忌である。
こういった事故・機体不良の緊急事態は後二度と起こしてもらいたくないものだ。