一本釣りされた浜田和幸参院議員と小沢一郎

 自民党を離党し復興担当の総務政務官に就いた浜田和幸参院議員が30日、総務省の幹部職員に就任あいさつを行い、「私利私欲とか一本釣りされたとか言われているが、一本勝負を懸けるという意気込みだけだ」と述べ、東日本大震災からの復興に全力を挙げる考えを強調した。
 浜田氏は「(震災から)3カ月半がたつ中で与野党でいつまでも議論しているだけでは一向に被災地の方々の生活は安定しない」と指摘。「そういう状況を何とか克服したいという思いで自民党を離党した」と述べた。との時事ドットコムの報道である。
 
 浜田和幸参院議員と小沢一郎民主党首とは変な取り合わせと思われるだろうが、そう何の接点も無い。があえて対比させたのは、その浜田参院議員が下記に示す「国民の皆さん」と題した「言い訳」を自身のオフィシャルブログでしたからである。
 私はその「言い訳」が嫌いである。自分自身に自信が無い現れであるからである。何で「言い訳」が必要なのか。古いが「男は黙ってサッポロ・・・・・・・・・」である。小沢一郎と言う男は決して「言い訳」は絶対と言っていいほどしなかった。だからこそ誤解される所以でもあった。だからこそ私は好きなのである。
 この浜田参院議員、どうして「言い訳」なんかするんだろうか、言いたいヤツには言わしておけばいいのに、何でわざわざ「言い訳」なんかするんだろ、返って「そうだ自民党ではお国にお役に立てないから、一本釣られたんだ何が悪い」と正直に言えなかったのだろうか。下手に「言い訳」なんかするからマスコミも喜んで取り上げるのである。まだまだ若いと思う。参考までにその浜田参院議員「国民の皆さん」と題したオフィシャルブログから転載。
 
 私の今回の決断の真意が捻じ曲げられて伝わっているようなので、改めて、皆さんに本当のことをお伝えしたいと思います。
 まず、今回の騒ぎでも分かるように、国会議員の方たちは、人の悪口を言ってはケンカばかりしていますね。
 今すぐそういうケンカは止めるべきです。
 党利党略や選挙のことばかり考えているのではありませんか。
 そんなことより、今は、国民のことを何よりも第一に考えるべきなのです。
 たしかに、民主党政権は頼りないところもあるけれど、一致協力するべきときは、敵味方などと言わないで、心を開いて協力すべきではないですか。
 自民党から民主党政権に協力する人が出て、一緒に問題を乗り切るという姿勢を見せる時ではないですか。
 アメリカの民主党オバマ政権では、国防長官に共和党のゲーツ氏を入れています。
党利党略ではなく、必要な時には進んで協力するという心の広さが必要だと思います。
菅政権から枝野官房長官を通じて力を貸してほしいと頼まれた時は、最初は大変驚きました。
 しかし、厳しい批判をしてきた私への協力要請は、事態の急を感じました。
そこで私は、自民党の幹部の方々に、「自民党の籍を離れずに、今の内閣に手伝いに行かせて頂けませんか。」と申し出ました。でも、頭から否定されました。
 今本当にやるべきは、国民のことを思い、今すぐ一致団結して国会をスムーズに運営させ、震災復興を図ることです。
 もう3か月も経っているので、これ以上一分一秒たりとも無駄にできません。
しかし、自民党民主党とも、被災者のことよりも党利党略を優先させていたのが実態です。
 昨日の私のことをきっかけに、自民党民主党の連携がぶち壊されたと言っていますが、そんなことはあり得ません。
 このまま菅総理の退陣を待っていたら、また1か月2か月が無駄に過ぎていくでしょう。
 今どれほどの国難であることを分かっているのか、今の国会議員の皆さんに問いたいところです。
 私が、復興の中でも国際的・対外的な対応の遅れにどれほどハラハラし、心を痛めていたか皆さんはご存知ですか。
 政府の対応に業を煮やして、私のところに直接問い合わせがたくさん来ているのも事実です。
 ですから、今すぐ国家国民のためにしたい仕事が山ほどあります。
私の力を使って、日本が少しでも良い方向に進むと確信して、死に物狂いでやる気でいます。
 人を誹謗中傷して、おとしめることが国会議員の仕事ではありません。
 古き良き時代から続いてきた日本人の「和を以て貴しと為す」という言葉を思い出して下さい。
以 上