常識の無い菅首相が退陣時期を「常識的に判断」だと言う

 菅直人首相は7日午前の閣僚懇談会で、「一定のめど」としていた自身の退陣時期について「いろいろ取り沙汰されているが、私としては常識的に判断したい。各閣僚は切れ目なくしっかり仕事をしてほしい」と述べた。その上で、各閣僚に対し「それぞれの課題に全力を尽くし、職責を果たしてほしい」と指示。東日本大震災の復興のための平成23年度第2次補正予算案の編成を急ぐよう求めた。
 枝野幸男官房長官は同日の記者会見で、首相の退陣時期について「常識的としか言いようがない」と述べるにとどめた。との産経の報道である。
 
 この発言を聞いて私は耳を疑った。と言うより可笑しくて笑いが止まらなかった。だってここまで政治が混迷を招いたのは、何の事は無い菅首相自身の「常識の無さ」の賜物でしょうと言いたいし、この方最後の最後まで「常識の欠如の御仁」であることを鮮明にした。何の辱めもなくサラッと言うあたりやはり先人をきる御仁では無かった。
 
 私は今スーっと胸を撫でている。なぜならこう言うお方がこう言う状態で居座られると、対外的にどんな失敗、あるいは取り返しの着かない事をやられるかも知れないと言う、プレッシャーに苛まれるからである。
 
 思えば滑稽な話ではある。自国の宰相の心配をしなければならないとは、我々国民も随分と余裕がある話である。(笑)