菅首相「やるべきことはやった」 そして原発対応には「力不足を痛感」とはこれ如何に

   正式に退陣表明した菅直人首相は2011年8月26日夜、首相官邸で記者会見に臨んだ。菅首相は、就任時にかかげた「最小不幸社会」の意義を再び強調。「内閣としては一定の達成感を感じている」と述べる一方、福島第1原発の事故については、「力不足を痛感した」といい、反省の弁も述べた。

   菅首相は冒頭発言で、「大震災からの復旧復興、原発事故の収束、社会保障と税の一体改革など、内閣の仕事は確実に前進している。私の楽観的性格かもしれないが、厳しい条件の中で、内閣としては一定の達成感を感じている」と政権の成果を強調し、「やるべきことはやった」とも述べた。

J-CASTニュースの報道である。
 
 
 冗談じゃない、「やるべきことはやった」と言うが、「やるべきことをやらず、大震災を見れば初動に失敗したから」こそ今があるのではないか。自画自賛も甚だしい。こんなのが首相だったとは、日本国政治史上に言うのも汚らわしい無能首相だった。
 
 産経のニュースを見れば、とある政府関係者によれば、菅首相が6月2日に退陣表明して以降、首相官邸の様子はガラッと変わったらしい。そうだ。
 邪(よこしま)な野心だけで政界トップの座を射止めはしたが、熟成された政治理念に裏打ちされた国家観、歴史観のない菅首相は在任中、さぞ胸を痛め、己の卑小さをいやと言うほど感じたのではあるまいか。ようやくにして、そんな煩悶(はんもん)からも解放される。と報じている。私も同感である。
 
 とにかく昨年の6月以来この日本国をぐちゃぐちゃにした日本国宰相菅直人とその夫人伸子の二人であった。