生活保護費を貰いながら3年近くもホテル住まいして市役所からその代金をせしめた若い夫婦の報にそれを担当した職員にもそれを払わせろ!

 約2年8か月にわたりホテルに宿泊しながら、盛岡市から生活保護費の住宅扶助計約1440万円をだまし取ったとして詐欺罪に問われた無職の男(53)(青森県八戸市)と妻(47)(同)の初公判(加藤亮裁判長)が27日、盛岡地裁であった。法廷では、両被告が高齢の家族を同居させ、市に対し、強引に保護の継続を迫っていた経緯が明らかにされた。

 

GoTo利用し宿泊

 「だまし取ろうと考えていませんし、だまし取ってもいません」。27日午前、グレーの作業着姿で出廷した男、罪状認否で起訴事実を一部否認した。

 

 起訴状などによると、二人は2018年8月~今年3月、青森県八戸市のホテルに宿泊しながら、実際に支払った金額より水増しした領収書を盛岡市に提出。住宅扶助として971泊分、計約1440万円をだまし取ったとされる。

 

 このうち、18年9月~19年3月に提出した計約305万円分の領収書について、男は「その通りの金額をホテルに支払っています」と不正受給を否定。残る約1135万円分についても、国の観光支援策「Go To トラベル」などの割引を利用して宿泊しながら、通常料金の領収書を同市に送付していた事実を認めたものの、だまし取る考えはなかったと主張した。

 

 捜査関係者によると、男らは盛岡市内で被告の90歳代の父親と3人で同居していた。しかし、14年10月に家賃滞納で立ち退きを命じられ、同市に生活保護を申請。一家が住居を確保するまでの間、市は一時的にホテル代を住宅扶助として支給することを認めた。同市は3人家族に対する1か月の住宅扶助の支給上限額を4万円と定めているが、男らが受給した額は1か月あたり約45万円にのぼった。

 

 検察側の冒頭陳述によると、男は担当者をどなりつけるなど、市職員の間では「ハードクレーマー」として有名だった。市は再三、住居の確保を要請したが、「高齢の父親がいるので身動きがとれない」とホテル暮らしを継続。「一定額までしか給付できない」との市の説明にも「全額でなければ困る」などと 執拗しつよう に主張したという。

 

 市は結局、父親の生命・身体に危険が及ぶことも懸念し、「予想外の生活の場の転換に多額の費用を必要としている」と支給を決定。その後も、被告から送られた領収書通りに扶助費を払い続けた。これらの経緯について、市生活福祉第二課の担当者は「個別の世帯の話なので回答は控えたい」と話している。

 

 一方、妻は27日午後の初公判で、起訴事実について「間違いありません」と争わない姿勢を示した。

冒頭陳述によると、二人は、八戸市内のビジネスホテルに格安で泊まれる長期宿泊者向けの「マンスリー契約」を利用。妻は男の指示を受け、ネット上でホテルの通常料金を調べ、金額を水増しした領収書を市役所に送るなどしたという。

 

 今回の事件について、生活保護制度に詳しい学習院大の鈴木亘教授(社会福祉)は「盛岡市の対応は生活保護の制度上、間違ったものではないが、常識ではあり得ない」と指摘する。市は問題の解明に向け、今月10日、岩手弁護士会副会長の山中俊介弁護士ら5人で構成する第三者委員会の初会合を開いた。今後、一連の経緯を検証する予定だ。

 

 

これ『「ハードクレーマー」で有名、生活保護でホテルに971泊…市に水増し請求』と題した読売新聞Online 2021/09/28 11:38の配信記事である。

 

 

こんな事が現実にあったとは驚きだ! こんな怠け者夫婦も夫婦だが、市役所の担当職員も職員だ!

こんなあきれた事で市民の涙の税金を無駄には絶対出来ない! どんな事情にしろ、これらに掛かった費用は担当課や担当職員に負担させるのが筋である。アホらしくて言葉も出ない!