愛子さまの人気が急上昇しているという。
昨年の12月、愛子さまは成年の行事で身に着けられるティアラをあえて新調せず、叔母で元内親王の黒田清子さんから借用されたことが話題になった。女性皇族が成年を迎えた誕生日には、ローブデコルテにティアラ、それにネックレスやブレスレット、勲章などを身に着けた正装で両陛下に挨拶をするのが習わしになっていて、このティアラを新調すると2000万円以上かかるといわれる。
戦後は主に国の費用(税金)で制作されてきたが、黒田清子さんは天皇の長女ということもあって、天皇家の私的なお金である内廷費で制作されたから手元にあったのだろう。愛子さまが借りた理由について宮内庁は、「コロナ禍で国民生活に影響が出ていることに配慮した愛子さまが両陛下と相談して決めた」と説明すると、「さすが愛子さま!」と、絶賛する声がしきりだという。
■10年前と様変わり
昨年、共同通信が調査した数字では、愛子さまが天皇になることを国民の85%が支持していたが、現時点ならこの数字はさらに上がっているかもしれない。10年前には、雅子さまが愛子さまの登校に同伴することがたびたび批判されていたことを思うと様変わりだ。
徳仁皇太子が小和田雅子さんと納采の儀を行ったのは1993(平成5)年。コウノトリはなかなか舞い降りてくれず、2001年にようやく愛子さまが誕生した。しかし、雅子さまは帯状疱疹を発症し、03年ごろから宮中祭祀や公務を休むようになった。そしてこの2年後に「適応障害」と発表される。原因は今もはっきりしないが、あまりにも環境が違う宮中に慣れず、日嗣御子(皇位継承者)を産まなければならないというプレッシャーから、生きる目標を失ったのではないかといわれた。
ただ、当時はほとんどの人が「適応障害」がどういう病か理解していなかったから、元気な一面を見て「公務をずる休みしている」「ワガママだ!」と批判を受けた。さらに愛子さまが不登校になり、学習院の「校外学習」に雅子さまが付き添う形で同行すると「税金を使って!」と批判される始末だった。
愛子さまも激ヤセされるなど、この頃の皇太子家の評価は最悪だった。
皇太子が「雅子の人格を否定するような動きがあったことも事実です」と発言したのは04年である。その後、秋篠宮さまが誕生日に「せめて陛下とその内容について話をして、その上で話をするべきではなかったか」と皇太子に苦言を呈するような発言をして秋篠宮さまの評価が一段と上がった。
紀子さまも同じで、結婚当初は「3LDKのプリンセス」と騒がれ、翌年に眞子さまが誕生すると、「仲むつまじい秋篠宮家」の人気はさらに高まった。さらに御所に引きこもる雅子さまに対して、紀子さまは美智子皇后に倣って次々と公務をこなしたうえ、06年に男の子を出産した。この頃は絶頂期だった。
今、「眞子さんの乱」をきっかけに批判が秋篠宮家に向かい、とりわけ紀子さまから「笑顔が消えた」といわれる。かつて「初々しい笑顔」といわれたのに、今や「氷の微笑」と呼ばれるありさまだ。その一方、あれほど批判された雅子さまは「国母」と持ち上げられるほどの人気で、さらに「愛子さまを天皇に」という声が一段と高くなっている。
それにしても皇族の人気がこれほど乱高下するのも珍しい。
戦前と違い、象徴天皇は国民に支えられるものだから、人気があるのは悪くない。では、国民に支えられるとはどういうことだろう。たしかに大衆の支持を集めることは必要だが、かといって人気に左右されていたら安定した皇室は築けないだろう。不安定な「国民統合の象徴」は、果たして「象徴」になるだろうか。 =つづく
これ『「愛子さま人気」加熱の一方で秋篠宮家に批判集中…世論の移ろいは正しいのか』と題した日刊ゲンダイDIGITAL 2022/01/30 06:30の記事である。
テレビを視ればBS等は未だ朝鮮ドラマは健在だ!
かってはNHKが2003年に「冬のソナタ」で韓国ドラマに火をつけたのが始まりと言える。その後は別紙のように放送され今や海外ドラマとして朝鮮王朝ドラマはメジャーになったのは周知のとおりであろう。
朝鮮王朝ドラマはそれこそ死闘の権力闘争が舞台と言って良い。御多分に漏れず日本の皇室も現天皇が皇太子時代から当時の弟秋篠宮の皇太子への辛口コメントが多かったが、今度の真子様の結婚問題では批判できない状況になったと言え、国民の支持も得られなくなったと言って良い。
朝鮮王朝もそうだが日本皇室も要は国民の支持があってこその存在だと言う事である。