先日の千葉県知事選挙に不出馬した森田健作前知事の知事としての資質がまるでなかったのに、芸能人復帰でも出来るか疑問!

 大停電や住宅の損壊など、千葉県内の広い範囲に大きな被害をもたらした9月の台風15号。この台風に際しては、上陸時に森田健作県知事が県庁に登庁せず、対策本部の設置が遅れるなど、対応が後手に回ったことに批判が集中。12月3日には、知事が対応を謝罪し、自らの給与減額を表明したが、その一方で、政界引退後の芸能界復帰を画策しているという情報を入手した。

 

「任期は2021年の春までですが、『週刊文春』(文藝春秋)が2週にわたって“公用車で別荘”疑惑を報じたこともあって、県民からはリコールすべきという声も上がっている。カッコばかり気にする森田は、事態が悪化する前に、自ら引退を表明するのではという見方もあるようです」(千葉県内の政界関係者)

 

 筆者は、明治学院大学法学部で森田知事の1年先輩にあたる。筆者は除籍、森田は中退という縁もあって、彼が老舗芸能プロ「サンミュージックプロダクション」の「第1号タレント」としてデビューした頃から、興味を抱いていた。

 

 森田といえば、ドラマ『おれは男だ!』(71年)で剣道部主将の高校生を演じたことがブレイクのきっかけで、以来、長年自ら“剣道2段”と吹聴していたものの、それが嘘だったことが知事就任後に明らかになっている。

 

 筆者は、取材を通じて、サンミュージックの創設者である故・相澤秀禎会長と親しくなったこともあり、森田のデビューの経緯についても聞いたが、相澤会長によれば、剣道2段は売り出しのため手段だったようだ。

 

「この嘘について、森田は“10代半ばに親類の道場主から『わかった。2段を許す』と言われた”と釈明にもならない釈明に終始した。“剣道2段”というプロフィールは知事選でも大いにアピールしていましたから悪質ですよ」(マスコミ関係者)

 

 実は筆者は、森田が千葉県知事選に無所属で初出馬する前に、インタビューしたことがある。そこでわかったことは、彼が、自分なりの政治に対する主張、政策をなにも持っていないことだった。

 

 筆者は、森田を取り巻くマスコミ関係者も数人知っているが、彼らは政治より“性事”の方に興味がある輩ばかりで、政策ブレーンとしては使えない。実際、政策論争に弱く、知事選の討論会では「時間がない」とさっさと帰ろうとして、堂本暁子前知事から「ちょっと待ちなさい! 討論会なんだからここにいなさい!」とたしなめられたという、笑えないエピソードもある。

 

 だが、彼がさらに悪質なのは、選挙戦では“完全無所属”をアピールしながら、その裏で、自民党の東京都衆院選挙区第2支部支部長を務めていたことだった。あえて隠したのは、無所属のほうが千葉県民の支持を得られたからだ。

 

 その狙い通り、“完全無所属”を信じた県民の多くが森田に投票したが、森田は、現官房長官で、当時、選挙対策副委員長だった菅義偉と昵懇の仲。“隠れ自民党員“だったのだ。報道によれば、知事当選後に、菅も「実質的に我々が応援した候補が勝利したのはうれしい」とコメントしたという。

 

 おまけに、同支部で集めた資金が知事選で使われたという疑惑まで浮上した。その後、“完全無所属”を掲げながら当選したことは、公職選挙法(虚偽事項の公表)に違反するなどとして、市民団体が森田知事を千葉地検刑事告発したが、彼は、「(“完全”がついていたので誤解した人もいるのであれば)もし、そういうことがあったならば、残念だ」と、“誤解”した県民側に責任を転嫁してみせた。

 

 それでもタレントとしての知名度が功を奏してか、現在、3期目となるが、功績といえば、東京湾アクアラインの通行料を3,000円から800円(普通車片道)に値下げしたくらい。筆者が親しくしている千葉県内の首長は、「県庁に行っても、(知事室に)いたことがない。側近に居場所を尋ねても、“どこで何をやっているかわからない”という答えが帰ってくる」と困惑している。

 

 もっとも、県政を牛耳る県の実力者や役人たちにとっては、都合のいい“お飾り”だったのだろう。今回の災害対応が後手に回ったことで、知事自身の馬脚を現したに過ぎない。さらに、2週にわたる“文春砲”で県知事としての信用は失墜。県民からは“百条委員会を設置して責任を追及しろ”という声も上がっているという。

 

「森田は、いまだに『サンミュージック』の所属タレントですからね。早くも芸能界復帰を画策して、BS局のキャスターとして売り込んだという噂もあります」(前出の千葉県内の政界関係者)

 

 しかし、“文春砲”で“県民の安全より自分の別荘”という身勝手ぶりや、使途不明金疑惑まで暴露された森田知事。台風で被災したタレントの坂上忍も、自らMCを務める『バイキング』(フジテレビ系)で知事の対応を大批判しているが、今後もテレビ界で居場所を見つけることは至難の業だろう。

 

 

これ少し古いが1昨年の本多圭の「芸能界・今昔・裏・レポート」での「剣道2段もウソ! 森田健作千葉県知事、虚偽事項公表の末に芸能界復帰を目論む身勝手人生」と題した日刊サイゾー 2019/12/08 07:00の記事である。

 

 

3期12年の間知事をやっていながら、知事らしき行動少しも見れなかった。元々知事としての資質が無ったと言う事だろうが、普通の人間ならば1期4年もあればそれなりに修正して曲りなりにも政治家としての行動を行えるものなのだが、この健作さんそこまでさえも行かなかったところを見ると、根っからの役者?の才能だったと言う事か?(笑い)