「あまりに突然で、対策の立てようがない」
これは電力会社や電力界の悲痛の叫びである。
中部電力の浜岡原発中止になれば、電力融通協力の要請を受ける関西電力への影響は計り知れない。震災後の計画停電をみれば、震災の痛手を分かち合う気持ちには変りは無いが、余りにも早急でどうも腑に落ちない。何故なら東電福島第一原発の被災後の放射能の影響度合いの政府の発表が二転三転で、どうも一定でないからである。こう言う状況の中で何で浜岡原発だけがと言う気がしてならない。それなりに理屈を付けてるが説得力が足りないのである。こう言う中での浜岡原発中止要請か菅首相から出されたところに私は疑義を持つ。早い話が誰も反対しないし、出来ない原発中止だ。正直に捉えれば、その通りであり、良くやった！首相流石である。となるところであるが、これが菅首相であれば、そう素直に喜べない現実がある。これは私の主観によれば、正に時期とタイミングを考えれば、これは菅首相の政権延命の餌食に他ならないと思う。
