菅首相!最後の賭け、小泉再来の狙いか

 私はずーっとここのところの菅首相の動向を追っかけてて確信した事がある。
 これだけ「辞めろコール」に叩かれても尚、動じない菅首相。いまや側近の真淵補佐官からも「ポスト菅」に名乗りを挙げられ今はもう完全に「裸の王様」である。
 
 しかし、普通の人間はもうここでギブアップし終わっている。が普通の人間でない菅首相は何故にこれほどまでに叩かれ蔑まされても辞めないのか、それは菅首相の現在までの政治人生、つまりは市民運動家と無縁では無いだろう。弱小政党としての慷慨の念が根底にある。だからどんな事があっても決して掴んだ益物は死んでも離さない。正にこれ天性である。
 
 彼は先月の6日の「浜岡原発中止要請」を中部電力に要請した際の急激なる内閣支持率の上昇を好機と捉え、「これはいける」と真に「これだ!」と思ったに違いない。これが全てと思ったに違いない。だからこそ色んな外野のヤジや批判には目もくれなかった筈である。事こう言う機を見る事には本当に天文学的天性がある。彼は2年前のオバマ大統領の核廃絶に向けたプラハ宣言、そして小泉元首相が「郵政民営化で国民に信を問いたい」として電撃的に衆議院を解散し、そして大勝した思いに馳せて、その再来を目指し、それこそ「メド」がつき次第「脱原発」をスローガンに衆議院を解散し、総選挙に打って出る可能性大である。さすれば大方の予想に反し、大マスゴミに操られた国民が雪崩を打って賛同し、大敗が大勝ならずとも負けない戦となり、菅政権は信任される事になる。馬鹿な予想と思えるかも知れないが、あり得ない話では無い。