またもやこの人が-小泉元首相

 小泉元首相は4日、横浜市で開かれた国際安全保障学会で講演し、尖閣諸島沖の中国漁船衝突事件に関し、 民主党の一部にある、日米中の関係を等距離とする「正三角形論」を批判し、「鳩山(前首相)さんも菅(首相)さんも首相になって日米同盟がいかに重要かわかってきた。政権交代して良かった」と民主党政権の「外交音痴」ぶりを皮肉った。と読売新聞で報道された。
 
 確かにこの小泉元首相は、、「官から民へ」「小さな政府」というスローガンのもと「聖域なき構造改革」を行なうと言い、日本が変わるかもしれないとう「夢」を国民に見させてくれた功は認めるが、その一歩として「郵政民営化」「道路公団民営化」等を進めた結果何が起きたかと言うと、「郵政民営化」に関すれば約340兆円という潤沢な国民の郵貯資金を特殊法人などに代表される政府機関ではなく、個人や民間企業に融資できるようなることであった。つまり、米国に金を流すことができるようなシステムへの改変である。これで経済の活性化が図れるとされていたが出来ず、結局これに伴った「構造改革」を半端にしカネの流れを変えただけで、郵便局を少しずつ潰れさせてしまった事である。これらも小泉元首相と竹中平蔵が、本当の日本国の経済のルールに基づいての事であればまだ救われもしたが、これは全て米国からの強い要求の元で行なわれたと言うところが罪であった。
 
 このようなお方が今、例えどうしようもない政府であっても、批判をされるのは如何なものかと私は思っている。
 
 私は言いたい、あなたは日本国に何をした?、何の事は無い、自分では何も考えず、ただの米国の奴隷だったではないか。いや、奴隷以下であったではないか。