久し振りのNHK日曜討論を見て 余りの程度の低さに幻滅した

 ロンドンオリンピックも中盤に入り、陸上競技も始まり、これからと言う時に久し振りにNHK日曜討論を見てみた。何ヶ月振りだろう。あれっ!と思ったのが、野党1党が増えて左側の席に小沢さんの新党「国民の生活第一」の姿があった。不思議な光景だった。
今度の日曜討論「どうなる政局真夏の国会攻防」と題しての討論だった。
 
出席者は以下の通り

民主党 幹事長代行/樽床 伸二 さん
自由民主党 幹事長代行/田野瀬 良太郎 さん
国民の生活が第一 幹事長/東 祥三 さん
公明党 幹事長代行/斉藤 鉄夫 さん
みんなの党 幹事長代理/水野 賢一 さん
日本共産党 書記局長/市田 忠義 さん
社会民主党 幹事長/重野 安正 さん
たちあがれ日本 幹事長/園田 博之 さん
国民新党 幹事長/下地 幹郎 さん
 
司会はいつもの NHK解説委員 島田敏男さんである。
 
討論の議題は次のような事柄だった
 
① 野田総理大臣が政治生命をかける“消費税率引き上げ法案”を含む『社会保障と税  の一体改革』。 参議院での採決はいつになるのか。
② また野党が提出する構えを見せる『内閣不信任決議案』の行方は。
③ 衆議院の解散・総選挙のタイミングも絡み緊迫の度を増す政局にどう臨むのか。 

と言うようなテーマの討論だった。
 
 私はここ最近見ていなかったが、私が見ていた時期とは政党の出演者が様変わりしてて、私にはどうもイマイチ迫力に欠け、盛り上がりが薄かったように見えた。
 
 私には非常に退屈だった。どうも夫々の皆さんの意見がかみ合わない。ずーっと聞いててこれは、政権党民主党の樽床さんのせいではと思った。意見の違いがあるが、私にはこの樽床さんの意見はどうも的からズレてて非常に不愉快に感じた。幹事長代行といえば党の要の実務者である。昔は国対委員長と共に裏方の第1人者である。それがどうも私にはその職に向いていないのか、それともその実力が無いのか、とにかく意見がチグハグだった。もしかしたら、「社会保障と税の一体改革」の法案のドタバタ劇はこの方の仕方が悪く足踏みしてるので無いかと思った次第である。「社会保障と税の一体改革」の法案、私は反対であるから、かえって良かったのであるが、いづれにしても、国対の力も落ちたものだと感じた。それにこの樽床さん声も悪い。私のように、耳が若干遠くなったような者には、どうも聞き取りにくい。私にはそれも影響したのだろうか。
 
 全体的な感想を申し上げれば、私の勝手な感じ方であるが、この政局において、今の政党政治の質がかなり落ちていると言うか、この方々の程度がかなり低いと感じたのも事実である。だって、今野党5党が、現政権に不信任決議案を出す事に合意したらしいが、驚く事に、野党第1党の自民党と、第3党の公明党もそれを出すらしいとの報道もある。もしその報道が正しければ、政党政治の崩壊であると言うより、この方々人間としての見識を逸脱しており、もはや、メディアの前で恥ずかしくて意見等言えないのではないだろうか。だって今の「社会保障と税の一体改革」の法案、与野党の3党の談合合意で一致していた法案なのであり、その法案の是非論無しに不信任決議案提出なんて、この方々何を考えているのか。子供以下ではないか。善し悪し別にしてそれでは整合性とれず、理屈に合わないのではないのか。しかもその理由がふるってる、「衆議院の解散を決断し無いからだそうな。我々選挙民の代議員としては余りにも質が落ち情けない輩達である。