与党惨敗の検証

 このバカタレが!と菅首相佐賀のがばいばあちゃんに怒られるだろう。
 
 今回の与党惨敗は1にも2にも大将(菅首相)の戦い方つまり作戦の失敗である。
 何か戦国の武田信玄無き後の武田勝頼の戦を見ているみたいだった。そして、名だたる軍師がいなかった。衆議院での300超の軍勢を持ちながら、このようにた易く敗れるとは、日本政治史上に残る1大汚点となろう。
 枝野幹事長・安住選対委員長では役者が違う、それになれるとは思っていなかった大将である。勝てる訳がない。毎日嬉しくて、浮かれ粋がり、心では祝いの酒盛りだったのではあるまいか。野心家としては詰が甘い。小沢の爪の垢でも飲んでからやるべきだったろう。
 いかに軍勢持とうとも、脳みその空が采配すればこうなる最高の見本である。
 以後何を成すべきか幹部は寝ないで考えるしかないであろう。
 私は今まで、こんなに悔しい事した事が無い。何の政権交代だったのか。あまりにも自覚が無さ過ぎる。政治の素人の私にも解かる事何故やるのか。
 商売だって消費者の、つまりお客様のニーズに応えなければ商売が出来ないように、政治の世界だって同じ筈である。だからみんなの党がお客様国民に支持されたのである。ただの第3極の支持ではない。民主の専売特許だった公務員制度改革による政治主導による政治、つまりはムダの象徴に真摯に切り込んだ結果だと私は思っている。
 このまま手をこまねいていれば、恐らく、みんなの党自民党の駆け込み寺となり、3年後には形の代わった現代的政党となり、民主党は二度と政権復帰は出来無いかも知れない。
 確かにみんなの党は選挙公約として「増税の前にやるべきことがある!」として脱官僚を掲げているが、江田幹事長は元官僚である。何処まで本気か見極める必要がある。