小泉元首相久し振りに吼える!

 小泉純一郎元首相は4日、東京・両国の両国国技館で開かれた証券会社主催のセミナーで講演。自民党政権が果たせなかった行財政改革に期待を示す一方、「ほめ殺し」も交えながら民主党政権を痛烈に批判した。先の衆院選を機に政界引退してまもなく1年となるが、「小泉節」は健在でその影響力はなお大きい。とまたもや産経新聞である。
この男また出てきた。と言うよりこの過去の罪人たるこの男に頼らなければならないほど自民党の人材は枯渇している。ましてやこの男の次男坊が自民党のニューリーダーとはおそれいったと言う他無い。あらためて彼の罪状を紐解いて、評論家の立花隆さんの言葉を借りれば次のようになる。
『「小泉政権の下で進行した改革により、戦後民主主義で当たり前ととされた、平等・平和などの大原則が、なし崩し的に葬り去られた」、「戦後日本社会で一番大切にされていた平等原則は悪平等と非難され、弱肉強食の競争原理がもてはやされるようになった。」「強いものが勝ち、彼らに富が蓄積されるような格差社会が当然と考えられるようになった。」「社会の弱い層に痛みを徹底的に押し付けてしまった。」「日本の赤字国債の大部分は、小泉政権下で増えている」。「小泉首相がやったことは、不良債権処理の加速や社会福祉のカットなどという外科手術だけで、その後は病人を放置し、自力回復を祈る無責任な医者と一緒。日本をぶっ壊してしまった。』。
そして、今この参議院選でその過ちをまた犯そうとしている党がある。