日本創新党に思う

  18日に結党発表された日本創新党を考える時に私は、何か平成4年頃の日本新党の二番煎じに思えてならない。既成政党に飽きた大衆の自由社会構築へのいざないを引き起こした政治無関心層(これを私は無党派層と呼ぶ)への媚で1大ブームを呼んだ時のことである。あの時は細川護熙と言うカリスマの御仁との相乗的効果に他ならなかった。しかし、今回は、山田宏・杉並区長と中田宏・前横浜市長がその任を負うが、果たしてどうか。思うに地方政治家が既成政治・政策を非難するには、それなりの覚悟がいると思う。何故なら視点がまるっきり180度違うからだ。受動政治だからだ。つまり決められた事を守り、与えられた中からいかに自分の考えている事を実行できるかが問われる。これはある意味では、自由な発想を阻害されてるように見えるが、手腕の度合いが顕著に外に出るメリットを生む。この二人に話を戻そう。今本当に地方自治からの既成政治・政策を非難し新しい政治スタイルの確立を望むのなら、私はそれこそ政治無関心層(これを私は無党派層と呼ぶ)の心理を掴み1大ブームの再来を期待できようが、悲しいかなこの二人は今地方自治に携わり(携わっていた)はしてるが、元々は中央政治家の失敗者であり、既成政治家の一員だったのである。
 筆者個人的には嫌いな政治家ではないが、弁舌以上の実行力は伴わない政治家と思っている。無駄を無くす努力をしてるのなら、国以上と言われる地方の独立法人の、天下り先へのムダを解決して、住民税を安くする位の事をしてから新党と言って貰いたい。