昨日の最終回サンデープロジェクトを見て

 最終回と言う事で民主党の菅副総理以外は与野党の党首が勢揃いした。
 党首揃いのため初めから討論にはならなかった。党首揃いと言うより亀井国新党首が入ってるから、まともな議論とはなる訳が無いからだ。政治論=政策論と言うより政治臨床論(勿論私が名付け親)と言った方が正しいからだ。時として私はその方が良いと思うからだ。自民党の谷垣総裁の場合は秀才の論理である。彼の場合はナンバー2の論理である。総裁の論理では無く実務者論理である。だから総裁としてはそぐわない。だから党内から不満が出るのだろう。総裁と言うのは頭など良くなくてもいい、胆力が有ればいいのだ。同じ事が福島瑞穂社民党党首と志位和夫共産党委員長だ。山口公明党代表渡辺喜美みんなの党代表の場合は論外だ。山口代表は憲法違反の宗教政党だし、渡辺喜美みんなの党代表は自民党清和会の別働隊だから私は信用してない。
 話はそれたが、亀井国新党首(内閣金融担当大臣)が発表した郵政改革法案について鳩山首相も菅副総理(兼財務相)が聞いてないとした事からこの討論が紛糾した。亀井国新党首は事前了解だと言うが菅副総理は閣議了承を得ていないと言うの水掛け論だ。恐らく政治に詳しくない視聴者の皆さんはこれを見て、小学校の児童の討論以下最低だと感じ政治不信に陥ってしまったと思う。しかし、これを紐解けば私が何度も言っている政治主導の1つの表れと思っている。何故ならこの過程の中に官僚は一切関知してないと思うしそう確信しているからだ。政権交代してまだ半年しか経っていないので私はもう少し待ってみたいと思っている。
 私はこのごたごたした討論の中で、非常に興味深い意見を聞いたので紹介したい。田中康夫新党日本党首だ。普段は私は彼を評価はしていないが、この意見だけは共感を覚えた。亀井国新党首が小沢幹事長にもこの郵政改革法案を話してあると言った時に、田原総一朗はやはり小沢が居たんだ云々に対し田中康夫新党日本党首は「いや、小沢さんは違う、彼は違う、彼は普通の政治家と違い思考回路が速くついていけない人たちが多い」と言った事である。私もその通りと思っている1人であるから躊躇無く入って行けた。