小沢支配の終焉か?(その2)

 前号で私は一度小沢無しの政治、政権を運営するのも1案と思うと書いた。
 どうしてなのだろうか。どうして小沢一郎だけがこうも注目され、叩かれ、疎まれるのか、私には解からない。人間誰しも嫌いだと一緒にやれないし、また、登用もしないしされない。なのにどうしてこうも彼だけがパッシングされるのか。私は今それを知るために「小沢一郎 嫌われる伝説」渡辺乾介著なる書を読んでいる。まだ読み始めたばっかりで解からないが、後でお伝えしたい。
 前にも書いたが小沢一郎は他人に気を使うと言う事はしないし、やって貰って「ありがとう」と言う言葉も言わない人間だそうだ。(「小沢一郎 嫌われる伝説」渡辺乾介著より)我々凡人には考えられないが、もしそうだとしたら、普通人間付き合わないものなのにどうしてそうなのに彼の元に人が集まるのか、今もって不思議だが、自民党時代を含めて何故彼を登用し何故彼を頼るのか、それは相手から見た小沢一郎と言う男の存在は、ただ単に都合の良い男だったからでは無いかと私は今思う。選挙や下働きや雑巾がけの一番難儀な部分を、かわりにやってくれる(やってもらえる)大変都合の良い男だったからでは無いかと私は思う。こう言う彼を登用する人間はある一面では一番ずるいやり方ではと思う。
 私は、こう言うのが一番嫌いだし、私だったら小沢さんの替わりは私がやるから協力してもらえませんかと言うし、言わなくてはならない。それが言えなけりゃグタグタ陰で文句は言うなと言いたい。
 しかし、ここまで国民に多大な迷惑をかけた小沢一郎は、私は残念だが退くべきであると思うし、新しい民主党を新生させるためにも賢明な判断を待ちたいと思う。