自民党離党者現る、これからの自民党

 今日自民党現職田村耕太郎参院議員(鳥取選挙区)が離党を表明した。今夕の記者会見を聞かなければはっきりした事は言えないが、来年の改選だから、自民党に見切りをつけた事は確かだ。恐らくこのまま自民党に居てもと思ったに違いない。私は賢明なる選択だと評価したい。
 今の野党の自民党は何だかんだ言ってるが、足元と尻にとっくに火が付き明日にも企業で言えば倒産・自己破産の体である。
 現在、銀行(りそな銀行)からの借入金が80億円! 連帯保証人は党幹事長である。そのたもろもろ併せれば恐らく100億は超えるのではないか。議員数が多かった昨年までは”政党交付金”157億円と支援団体・企業などからの寄付金もありなんとかなっていたが、基本的には自転車操業。今回の議員数削減により、”政党交付金”も100億円以上削減され、企業献金廃止が待ち伏せし、寄付金もほとんどあてに出来ない状態だ。来年の参議院選挙では、ますますお金に物を言わせた選挙手段が出来なくなって来ており、さらに参議院選挙で負ければ議員数がまた減り、交付金も減りこの繰り返しとなるは必定である。政権にさえ居れば、官房機密費の年13億円で長期返済できたが、それもママならず、恐らく解党か、経団連の救済しか無いだろうが、はたして、この不況期大企業が簡単にウンと言うかだ。益々小沢の術中にはまって来た感がする。
 見方を変えれば、自分の後始末も出来ない、借金も返せない経営者(自民党)が大きな事をいい経営指導をして来たようなものだ。これを自民党と、その支持者はどう思うのだろうか聞いて見たいものだ。
 恐らく今後自民党離党者は増えるだろうが、受け皿はみんなの党か。新党はない気がする、そんな感じがする。