鳩山首相の所信の表明に思う

 衆議院臨時国会が召集され鳩山首相が所信を表明した。その演説を聴くに野党、特に自民党には不評だ。言っている事が解からないとか、抽象的だとか、具体的でないとか、感情的な言葉の羅列とかの批判が一斉に起こった。野党だからしょうがない事だが本心だろう。マスコミも同じ論評だから。でも私は違った。ただ単に民主党支持者だからだけではなく、本当に私は本心から感動した。批判した方々からは何を子供みたいな事を、理念だけでは政治は出来ないと笑われるでしょうが、私の意見も聞いて下さい。
 私はこのブログで何度も指摘したが、昨今の政治のこの荒廃は何故なのか、また、地方の疲弊は何故起こったのか、糸解いて考えてみればやはり小泉純一郎元首相と竹中平蔵元大臣に行き着く。小泉元首相は直接では無く竹中元大臣に白紙委任としての責任を持っている。在位中の金融再生プログラムの政策いわゆる竹中プランにより企業と銀行の関係のみならず、銀行と企業、企業と人、それにその人間関係をもズタズタにし、骨太方針の3位1体政策で地方に任せるといいながら、権利と責任は地方に任せ、肝心な財政は渡さずかえって減らしては、何が地方へなのか、この締め付けにより地方は活気を失ってしまった。そのため地方は生き残るため、これまた国による市町村合併特例債というアメに騙され合併し、地方は現在財政難により夕張よろしく青息吐息の状態だ。竹中元大臣に言わせれば、努力が足りないからだと言われるだろうが、私から見ればこう言う状態にした時の政権自民党には批判はしてもらいたくないし、されるいわれも無い。こう言う世相になったからこそ、人を思いやる政治、自分1人では出来なく他人の力を借りる政治、そして弱い人に手を差し伸べる社会の構築、こう言う政治が私は今必要だと思っている。甘いと思われてもいい。それが私は鳩山首相の友愛社会の構築だと思っている。