自公に加担し子供手当の廃止に導いた岡田幹事長に離党勧告を進言

 民主党内で4日、執行部が子ども手当を2011年度限りで廃止することで自民、公明両党と合意したことに対し、批判や不満の声が相次いだ。
 鳩山由紀夫前首相は同日昼、衆院議員会館で開いた自らを支持する議員グループの会合で、「(野党から年少扶養)控除を復活せよ、という強い圧力を受けており、屈してしまえば理念そのものがうせてしまう危機だ」と述べ、野党に譲歩を重ねてきた岡田克也幹事長らを強くけん制した。
 鳩山氏は、民主党政権が「控除から手当」を掲げ、国民への直接支給を重視してきたことに触れ、「マニフェスト政権公約)の理念、政権交代の原点が失われてしまうとすれば、看過できない」と強調。出席者からも「マニフェストの大事な部分だ。旗を降ろすのはいかがなものか」などと異論が続出した。
 
 以上のような鳩山さん達の異論は解かるが、私は全くこの「子供手当」の考え方は違うと言ってよい。
 そもそもこの「子供手当」は旧政権の自公との違いと、ムダ削減の産物に他ならない。私は180°違う。何故なら私はこの「子供手当」と言うものは将来の日本を背負う子供達・若者達を育成するが為の先行投資の意味合いを持つのである。今までの自公の児童手当はそれこそ、官僚の普通通りの予算計上に名を借りた、おざなり予算としか思っていないからである。今までの自公の児童手当は、唯単に予算をつけたと言うパフォーマンスでしか無い。所謂丸く収めただけなのである。
 私は違う。私は今までの10年間の自公政権の歪がここにあると思っている。何故民主党が「官僚主導」から「政治主導」に舵を切ったか、その答えが「官僚主導」の横暴を抑える事が出来なかった政治家への不満が増幅した結果だと思っている。解かり易く説明をすれば、政治家のだらしなさの間隙を縫って独立法人への権利(仕事)の委譲を狙ったそれの新設である。とりもなおさずこれは官僚の天下りと渡りへのカネの移動に他ならない。詳しく糾弾すれば左翼が言うところの搾取にあたるし、経理的には特別背任に当たるのである。つまり、これはれっきとした犯罪なのである。これを司法が見逃すとはこれ如何に、の心境である。役所の監査をする会計検査院と犯罪を摘発する検察庁も元を辿ればこれ同じ仲間の官僚・役人である。こんな矛盾してる話なんてまさか民主主義の国にあるとは思ってなかったのが事実である。
 私はこんな事ぐちゃぐちゃくどくどいうつもりは無いが、唯1つこの「子供手当」がこの自公政権のお蔭で子供への先行投資が、官僚の天下りや、渡りにの報酬にすっかり代わっていた事が残念なのである。そしてもし国会議員の先生方に少しでも日本の将来を憂える気持ちがあるなら、是非、身を切る思いを率先して示して頂きたいものである。
 頭の良い国会議員の先生方はここまで言っても解かっていても解からない振りをするから固有名詞を挙げてお願いしたい気持ちである。
 
 政党助成金の返上、議員としての歳費の切り下げ、歳費圧縮のための議員定数の削減、そして市町村合併をして市町村の数が減ったにもかかわらず減らない地方公務員数の削減等々、国会議員の先生方の国民への公僕としての仕事は際限なくあるのである、遊んでいる暇等無い事を肝に銘じておく事である。