日本郵政の社長決まる。

 日本郵政の社長に元大蔵次官の斉藤次郎さんに決まった。
 私にはこの斉藤さんは非常に印象に残っている人の1人だ。政治に興味を持たせてくれた人だからだ。平成5年春、時の内閣の宮沢喜一首相がテレビ朝日サンデープロジェクトの番組で、田原総一郎に政治改革をやるのかやらないのかを問い詰められ、それは必ずやるんですと言ってしまって、政治改革関連法案の成立を目指したが断念したため、内閣不信任案が提出され、自民党分裂により成立解散で敗れ8党連立の細川政権が発足した時の大蔵事務次官だと記憶している。時の連立内閣の代表者会議の先導役が確か新生党幹事長の小沢一郎さんだったと思う。それ以来の齊藤さんと小沢さんの関係だと思う。確かこの時に細川首相を入れたトライアングルで福祉目的税の成立を期したが、叶わず政権が潰れたのを今でもはっきり覚えてる。
 今回のこの人事はそう言う意味において小沢さんの発案だろうと私は思う。恐らく亀井さんにも相談は無かったのではないかと思う。私は小沢さんは好きだが、こう言う事をたまにするのが嫌いな一面でもある。確かめたわけでもないが、そうだと確信する。